雛人形辞典
雛人形辞典
2016年01月06日
お雛さまの芯になる部分のことを「胴」といいます。
うちの工房では、全てのお雛さまに
桐の木を使った「桐胴」を使っていますが、
日本中の大半の雛人形には、稲わらを束ねた「藁(わら)胴」が
使われています。
(詳しくは、ホームページの「京ひな人形へのこだわり」を見てください。)
「わら胴」の最大の欠点は、「タバコシバンムシ」という、
わらの中にいる虫が雛人形の胴を食うてしまう
おそれがあるということです。
ダニもわきますしね、、、
最近では、畳の材料の「い草に似せた化学製品胴」
みたいなものを使うお店も出てきましたが、
(そもそも化学製品胴って何??)
いずれも、型崩れを起こしやすいという欠点があります。
「そんなん、気持ち悪いし、いやや! ほんまかいな?」・・・
と思われる方は、
「日本人形協会」という、人形関連業者の集まる
日本最大の組織が毎月発行する業界誌
「にんぎょう日本 2010年9月号」に
「わら胴に虫が発生する被害について」の記事が
掲載されましたので、参考になさってください。
「わら胴に虫が発生する被害について」は
下記のファイルをクリックしてくださいね。
昔から、いいお雛さまには、必ず「桐胴」が使われていました!
いつの日にか、「桐胴」が
日本中の雛人形のスタンダードになる日が
くればいいですね!!
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