雛人形の桐胴とわら胴の違い。
お雛さまの芯になる部分のことを「胴」といいます。
うちの工房では、全てのお雛さまに
桐の木を使った「桐胴」を使っていますが、
日本中の大半の雛人形には、稲わらを束ねた「藁(わら)胴」が
使われています。
(詳しくは、ホームページの「京ひな人形へのこだわり」を見てください。)
「わら胴」の最大の欠点は、「タバコシバンムシ」という、
わらの中にいる虫が雛人形の胴を食うてしまう
おそれがあるということです。
ダニもわきますしね、、、
最近では、畳の材料の「い草に似せた化学製品胴」
みたいなものを使うお店も出てきましたが、
(そもそも化学製品胴って何??)
いずれも、型崩れを起こしやすいという欠点があります。
「そんなん、気持ち悪いし、いやや! ほんまかいな?」・・・
と思われる方は、
「日本人形協会」という、人形関連業者の集まる
日本最大の組織が毎月発行する業界誌
「にんぎょう日本 2010年9月号」に
「わら胴に虫が発生する被害について」の記事が
掲載されましたので、参考になさってください。
「わら胴に虫が発生する被害について」は
下記のファイルをクリックしてくださいね。
昔から、いいお雛さまには、必ず「桐胴」が使われていました!
いつの日にか、「桐胴」が
日本中の雛人形のスタンダードになる日が
くればいいですね!!
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