有職雛とは?
秋深まる京都からお送りする、女将の直伝シリーズ其の四・・・
「有職雛」とは?
皆さま、こんにちは。
またまた女将の奥の深~い直伝シリーズです。
今回は、人形業界でやたら頻繁に使われる「有職雛」とは、一体何ぞや??
という疑問にお答えいたします。
先ず、「有職雛」は「ゆうそくびな」と読みます。
「有職」とは、公家社会のさまざまな決まり事を指す言葉で、
「有職雛」は、お公家さんの着る装束を正しく考証して
作られた雛人形のことをいいます。
お公家さんたちの装束は、身分や年齢、季節によって違うので、
これに合わせて裂(きれ)を選び、雛人形の背丈に合った文様を
人形用に別織りにして衣装に仕立てます。
「有職雛」の男雛は公式な儀式で着用される衣冠束帯(いかんそくたい)、
女雛は十二単(じゅうにひとえ)を着用していることが多いです。
いかがでしょうか、今回は単純明快な答えに
さぞかしご満足いただけたことでしょう笑
女将の直伝シリーズ、まだまだ続きますよう~
次回もどうぞお楽しみに!!
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