人形辞典

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2017年11月24日

日々、お客さまとの出会いを楽しむ女将です。

ご来店いただくお客様へ、、、

大胆かつ、思い切ったお願いがあります。

工房のホームページにあります、

お雛さまの美しい佇まいを作る」と「京ひな人形へのこだわり

のページを必ずご一読いただいてからご来店いただきたく、

と申しますか、、、

「必ず隅から隅までご一読いただいてからしかご来店いただけません。」

(うわぁー、思い切って言うてしもた(^-^;)

という、大胆なお願いをする理由。

毎年、

「毎週、何軒もお人形屋さん巡りして、疲れてしもた~」

「もう、何を基準にして雛人形を選んだらいいのか、わからへん、、」

というお客様のお声を耳にすることが多く、

雛人形選びが難行苦行になってしまっているという現実。

お嬢ちゃんのせっかくの初節句をお祝いするお雛さま選びなんですから、

もっと楽しく効率よく、

雛人形選びをしていただくために、

あえて思い切ったお願いをさせていただきます。

「隅から隅までご一読いただいてからしかご来店いただけません。」

必ず「雛人形の選び方」の参考にしていただけますよ!!

どうか、「お雛さま選びも楽しい思い出になりますように。。。」

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

人形辞典
2017年11月04日

秋深まる京都からお送りする、女将の直伝シリーズ其の四・・・
「有職雛」とは?

皆さま、こんにちは。

またまた女将の奥の深~い直伝シリーズです。

今回は、人形業界でやたら頻繁に使われる「有職雛」とは、一体何ぞや??
という疑問にお答えいたします。

先ず、「有職雛」は「ゆうそくびな」と読みます。

「有職」とは、公家社会のさまざまな決まり事を指す言葉で、
「有職雛」は、お公家さんの着る装束を正しく考証して
作られた雛人形のことをいいます。

お公家さんたちの装束は、身分や年齢、季節によって違うので、
これに合わせて裂(きれ)を選び、雛人形の背丈に合った文様を
人形用に別織りにして衣装に仕立てます。

「有職雛」の男雛は公式な儀式で着用される衣冠束帯(いかんそくたい)、
女雛は十二単(じゅうにひとえ)を着用していることが多いです。

いかがでしょうか、今回は単純明快な答えに
さぞかしご満足いただけたことでしょう笑

女将の直伝シリーズ、まだまだ続きますよう~

次回もどうぞお楽しみに!!

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

人形辞典
2017年10月02日

昨日から再開した、女将の直伝シリーズ其のⅢ・・・「お内裏(だいり)様とお雛さまって?」

「灯りを付けましょ、ぼんぼりに~♫ お花をおげましょ桃の花~♫・・・」

そうです、皆さんよくご存じの「うれしいひなまつり」。

この二番の歌詞にある「お内裏様とお雛さま~♫ ふ~たり並んですまし顔♫・・・」

実はこの歌詞、「ふ~たり」ではなくて正しくは「4人並んですまし顔」という事実。

「ちょっと、何言うてんの~、もうー。 

学校で ふ~たりって習ったしー」

という、お叱りの声が聞こえてきそうですが、、、

しかしながら、これは事実なんです。

作詞のサトウハチローさん、ごめんなさい笑

つまり、お内裏様=男雛、お雛さま=女雛ではなく、

男雛と女雛一対のことをお内裏様といい、

お雛さま~、も、男雛と女雛一対の雛人形のことを言います。

だから、「お内裏様とお雛さま~♫」というと、

4人の雛人形が並んでることになるんですね。

あぁ~、ややこしい。。。

やはり、「女将の直伝シリーズ」は奥が深い!!(自画自賛。)

次回もお楽しみに。。。

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

人形辞典
2017年10月01日

今年1月から始まった女将の直伝シリーズ。

「始まっただけで続いてへんやん!」というツッコミを頂きそうですが、

はい、はっきり言うてサボってました!

サボりのわたし、反省。。。

でも、お任せください! 

気合を入れなおして今日から始まる再開する女将の直伝シリーズ其のⅡ・・・「雛祭りの歴史」。

これね、お客様によくご質問いただくんですよ、実は。。。

何で、雛祭りをするの??

何となくわかってるような、わかってないような感じ?

なんでしょうね、きっと。

おかみが責任を持ってお教えいたしましょう~

順を追って行きますよ・・・

① 雛まつりは、古代中国の旧暦三月の最初の巳の日に 

  水辺に出て穢れや災いを祓う行事が起源と考えられている。

② それが日本でも「上巳(じょうし)の節句」として

  三月三日に行われるようになり、

  平安時代には宮廷の年中行事として定着した。

③ 又、民俗信仰として、息を吹きかけたり肌身にすりつけて

  自分の罪や穢れを人形(ひとがた)に移し、

  川に流す風習も古代からあった。

④ これとは別に「源氏物語」などの文学作品では

  幼い子供たちの遊びに使った人形を「ひいな」と呼んでいる。

まとめ:これら四つの風習が三月三日に雛人形を飾って

    子供の健やかな成長を祈る行事=雛祭りになった、

    と考えられています。

    江戸時代になると次第に雛祭りが盛んになっていきました。

    現在見られるような雛祭りの形式は、江戸時代の初期に

    できた、ということです。

どうです、完璧でしょう~、、、

ええ~っ!まだわかったようなわからんような顔してるの誰ですか~笑

女将の直伝シリーズ其のⅡ・・・「雛祭りの歴史」。

本日の講義はここまでです。

まだわからん方は、補習もいたしますよ!笑

女将のひろみさんまでどうぞ~~~

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

人形辞典
2016年01月06日

お雛さまの芯になる部分のことを「胴」といいます。

うちの工房では、全てのお雛さまに

桐の木を使った「桐胴」を使っていますが、

日本中の大半の雛人形には、稲わらを束ねた「藁(わら)胴」が

使われています。

(詳しくは、ホームページの「京ひな人形へのこだわり」を見てください。)

「わら胴」の最大の欠点は、「タバコシバンムシ」という、

わらの中にいる虫が雛人形の胴を食うてしまう

おそれがあるということです。

ダニもわきますしね、、、

最近では、畳の材料の「い草に似せた化学製品胴」

みたいなものを使うお店も出てきましたが、

(そもそも化学製品胴って何??)

いずれも、型崩れを起こしやすいという欠点があります。

「そんなん、気持ち悪いし、いやや! ほんまかいな?」・・・

と思われる方は、

「日本人形協会」という、人形関連業者の集まる

日本最大の組織が毎月発行する業界誌 

「にんぎょう日本 2010年9月号」に 

「わら胴に虫が発生する被害について」の記事が

掲載されましたので、参考になさってください。

「わら胴に虫が発生する被害について」は

下記のファイルをクリックしてくださいね。

「waradou_no_musi_higai.pdf」をダウンロード

昔から、いいお雛さまには、必ず「桐胴」が使われていました!

いつの日にか、「桐胴」が 

日本中の雛人形のスタンダードになる日が

くればいいですね!!

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2015年10月15日

昨年から始まった

「ものづくりを支える」シリーズ。(其のⅠはこちら

大変永らくお待たせいたしました!!笑

シリーズ 其のⅡ・・・「自然素材のもくめん」。

昔は、りんごやメロンなどのくだものを箱詰めする時の

緩衝材としてよくみかけました。
厳選された丹波産の松の木をカンナ掛けして、
糸のように細く長くした、繊細で美しい伝統的な自然素材です。

「もくめん」は、雛人形作りを支える、なくてはならない材料のうちの
一つなんですよ!

でも今や、手間を省く為に、代わりに 化繊の綿や発泡ウレタンを
使うお店がほとんどです。

そやけど、やっぱり「もくめん」でないと
お人形の自然な肉付きを表現することができません。
(お人形の手足や胸、お腹周り、肩などに入れていきます)

手間をかけて、ちょっとずつ増やしたり減らしたりして
肉付きを加減していくんですよ。

もくめんの質感や繊細な硬さにより、微妙な空気の層ができるので
おひなさまの美しい佇まいをつくる腕(かいな)折り・・・
*(人形師の腕がわかる、一番集中力のいる作業)*
に重要な役割を担っています。

化繊の綿のように反発しないので、余計なふくらみが出ることなく
人形の、自然で美しいラインを出すことができるのです。

「でも、外から見えへんところやのに、何でそこまでするん?」
と思わはるかもしれません。

でもそうやって手間をかけてあげることで、おひなさまの
醸し出す空気が全く違うてくるんです。

ドイツのシュタイフ社のテディーベアにも使われているんですよ!!

外からは見えへんところにも、丁寧に手をかける、
それがほんまもんの手仕事いうもんやと思います。
(ちょっとええかっこ言うてしまいました笑)

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2014年12月14日

寒い日曜日です。

今日の京都のお天気は、晴れたり曇ったりというよりは、

ど~んよりしたり、晴れ渡ったり の「冬型の気圧配置」

でございますぅ~

寒うてもこころは、ぬくぬく。。。

たくみはいつも、

「やさしい気持ちで、こころもあったかく」

なのです!!笑

さて、今年ももうすでに たくさんのお客さまに

おひなさまのご予約をいただいております。

で、着付けの順番を待つ唐衣(からごろも)たち。

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唐衣というのは、十二単の一番上に着る 丈の短い衣のことです。
この唐衣のこだわりについても
「語らせたら止まりませんよう~~笑」

さて弊店は、ご注文いただいてから制作にかかりますので、
できあがるまでに どうしてもお日にちを頂戴してしまいます。

なるべく年内にご予約いただけるとうれしいです!

ご希望のお日にちにお届けできますし、
余裕を持ってお作りすることができますので。。。

年内は、29日まで営業いたします。
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2014年03月03日
今年もたくさんのお客様のお手元に、

無事 お雛さまをお届けすることができて、

ほっとしています。

しかしながら、

「ゆっくり作ってくれたらいいですよ~」

とか、

「旧暦でお祝いするから 全然かましませんよ。」

言うてくださる、寛大なお心に甘えさせていただき、

未だお待ちくださってるお客様には大変申し訳ないことです。

ご用意をすすめさせていただいておりますので、

お届けまで 今しばらく 楽しみにお待ちくださいね!

今日は、3月3日 おひなまつり。

工房では今年も、「引千切(ひちぎり)」 をお供えしました。

ひちぎり2017

お届けしたお雛さま達は今頃、

ご家族の皆さまの視線をいっぱい浴びながら

お姫さまをお守りする決意を新たにしたはることでしょう!!

  毎年、雛人形を飾って お子様の健やかなご成長を

  みんな揃ってお祝いする・・・

ご家族の大切な年中行事の一つになれば、

こんなにうれしいことはないですね!!

さて、今日から五月人形との展示替えのため

一旦おひなさまにはお休みいただきます。

尚、2015年度のお雛さまのご予約は、8月1日(金)から承ります。

ご注文いただいたお雛さまを一つずつ、心をこめて手作りいたします。

早めのご来店お待ちしております。

(不定休させていただくこともありますので、ご来店前に

ご確認くださいね。)

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形で

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2014年01月09日

  首を長くして、お雛さまのお届けを待ち焦がれて下さってる 

  お客様へ。。。

  どうしても、我が家のお雛さまに一目会いたいお客様へ。。。(笑)

大変お待たせいたしました!!

今さっき 写真を撮ってきましたよ。

繁忙期ゆえ、全てのお雛さまの写真を撮れなくて

申し訳ないことです。

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「やっぱり、どのお雛さまも 可愛いなぁ~」

親バカ(笑) な わたしは、目の中に入れながら、

と改めて しみじみ思ったのでした。

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人形辞典
2013年12月03日

今日も お雛さまの見方の 其の三・・・「単体で見る。」

雛人形を選ぼうと お人形屋さんに行くと、
何をどうみたらいいのかわからずに、ついつい、
きらびやかな飾り台や屏風、毛氈の刺繍、菱餅やら三宝など 
いわゆる付属品の豪華さに目を奪われてしまう方も
多いかもしれませんね。。

でも、主役は・・・お人形です。

主役のお人形を 「単体で見る。」 
ということは、
雛人形を選ぶ上で とても大事なことです。

ほんまにいいお人形は、それだけで見た時、
存在感があって きれいで 特別の趣があります。

そのきれいさや趣を なお一層 際立たせるためにも、
付属品があると ごちゃごちゃして、邪魔な感じがするのです。
反対に、粗悪な作りのお人形ほど、付属品がなかったら、
寂しくて貧相で見られません!

この違い、わかりますかぁ~~?
実際に ご自分の目で確かめはったら おもしろいですよ~

 「何をどう見たらいいのか、わからへんわ!」
と思ってたあなたも、
今日から 雛人形の見方が変わること間違いなし!

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