雛人形辞典

雛人形辞典
2018年09月23日

お飾りや道具には、屏風や菱餅などから、
雛人形が持つ小道具まで様々なものがあります。
精巧につくられたお道具は、見ているだけで楽しくなります。
ここでは雛人形のお飾りやお道具についてご説明します。

◇屏風

屏風とは、部屋の仕切りや飾りなどに使う衝立のようなものです。
雛人形の道具としての屏風は、親王の後ろに立てかけて使います。
「場を間仕切る」という意味合いもあり、
生活のシーンの中で神聖な場所であることを
示すための仕切りのような役割も果たしています。
実際、披露宴の際にも新郎新婦の後には必ず屏風があります。

◇毛氈(もうせん)

毛氈はお雛さまたちの下に敷いてある真っ赤な敷物です。
羊毛などを圧縮して作った毛織物で、
命の色といわれる緋色の敷物を敷くことから
魔よけの意味を持つといわれています。

◇燭台(しょくだい)

長柄のロウソク立てを絹や和紙などで覆った灯具。
江戸時代の結婚式は夜に行うのが一般的だったため、
燈明の明かりは欠かせないものだったのです。
結婚式の華やかなライトアップですね。
ろうそくの代わりに油を用いていた時代もあります。

◇桜・橘

おひなさまのお飾りに左近の桜、右近の橘がありますが、
これは京都御所の紫宸殿の中庭にある桜と橘のお花を模したものです。
紫宸殿で行われる結婚式では、天皇と皇后が北を背景にして座し、
南に向かって左側に桜の木、右側に橘の木が植えられています。

建物から見て左に佐近衛府(さこんえふ)、
右に右近衛府(うこんえふ)という武官が並ぶことに由来しています。

794年の平安遷都の際には桜ではなく梅だったらしく、
仁明天皇の時代に桜にかえられたということです。
形や香りの優れた桜だけが選ばれて
守り育てられていくんです。
ちなみに東京の皇居の中庭には桜と橘ではなく
白梅が1本、紅梅が5本植えられてるそうです。
皇居の前庭に咲く紅白の梅を飾る雛人形もあります。
配置は向かって左に白梅、右に紅梅です。

◇貝桶(かいおけ)

貝桶とは六角形をしたうるし塗りのお道具で、
貝合わせ遊びの貝を入れておくための入れ物です。
江戸時代に大名の娘が嫁入り道具として持参したもので、
いつまでも夫婦仲良く幸せな結婚生活が続きように、、、
という親の願いが込められたお道具です。
よく似ているお道具で、円筒形の行器(ほかい)というお道具がありますが、
こちらは食べ物を入れておくお弁当箱のようなもの。
食べることに困らないように、、、
という親のねがいが込められたものです。

◇三宝(さんぽう)

漆塗りや白木の台のようなもので三方向に穴が開いています。
三方の上には徳利のような瓶子(へいし)が載り、
熨斗のついた梅や桃の花が飾られています。
現代では熨斗や水引など縁起物で花をあしらったお飾りになっていますが、
本来は三方に乗った瓶子に、魔よけの意味がある白酒を入れていたといわれています。

◇高坏(たかつき)

たかつきは、食べ物を盛るための脚付きの器です。
雛飾りでは紅白のお餅や和菓子を乗せています。
高貴な人に食べ物を献上するときに使う道具です。
三人官女それぞれの間に配置することが多いです。

◇菱餅

赤、白、緑のお餅を重ね菱形に切った菱餅は、
春らしい色合いで雛祭りを象徴するお餅です。
桃の節句の直会(なおらい)に頂く食べ物の一つで、
三色の菱餅は明治の頃から広まったといわれています。
上から順に赤、白、緑となっていますが、
これは雪の下には緑が芽吹き始め、
雪が溶けだした上に桃の花が咲いている様子を表したもの。
菱形には、長寿、子孫繁栄などさまざまな意味があり、
大地そのものを指す形であるとも言われています。

◇嫁入り道具

現代の日本でも、一部の地域では箪笥などの嫁入り道具を持参することがあります。
雛人形も結婚式を模したお飾りですから、嫁入り道具を小物として飾ります。
嫁入り道具は主に室内で使うもので構成されていて、
箪笥、長持、表刺袋(うわざしぶくろ)、火鉢、針箱、鏡台、茶道具などがあります。
漆塗りの金蒔絵で、嫁入り道具の豪華さが家の格式を表しました。
七段飾りでは六段目に、これらの嫁入り道具が並びます。

◇お輿入れ道具

「お輿入れ」とは、花嫁の乗った輿を婚礼の際に婚家に乗り入れたことから、
嫁入りのことを指しています。
雛人形のお輿入れ道具とは、主に屋外で使う嫁入り道具を指し、
屋内の小物の中では比較的大きい重箱とともに
一番下の段に飾るお道具のことです。
お輿入れ道具は、平安時代の貴族の乗り物「牛車」、
人力で運ぶ「輿」などがあります。

◇お道具やお飾りの単品購入や追加購入について

雛人形は上で挙げたような小物から、髪飾りや人形が持つ付属品までたくさんの小物があります。
毎年出し入れしているうちにうっかり落として壊れてしまったり、
小さなものを紛失してしまうこともあるでしょう。
そんな時は小道具だけの単品購入ができます。

ただし、嫁入り道具の鏡台が壊れたからといっても、
1点のみの購入は少し慎重になった方がいいかもしれません。
なぜなら他の道具類と並べて飾るので、
雰囲気が少しでも違うとちぐはぐな印象になってしまう可能性があるからです。

お道具類はセット販売をしていることが多いので、
同じ段に飾る小物はセットで購入した方がいいでしょう。

◇お道具の選び方

最近では、ライフスタイルに合わせて
お道具はシンプルにされる方が多くなっています。

お雛さまだけをシンプルに飾って、
インテリアに合わせてみるのも
楽しいのではないでしょうか、、、

◇お道具の保管方法や注意点

お道具やお飾りはとっても小さなものですので、
しまう時にもいくつか注意が必要です。

お姫様の檜扇、お殿様の冠や纓(えい:お殿様の冠に付ける)
などは特に小さなものですので、
薄紙に包んでからなくさないように一つの箱に一緒に入れて保管しましょう。

婚礼道具は手袋をしてから細い筆などでほこりを払い、
和紙など薄紙でくるんでから箱にしまいましょう。
ぼんぼりは布でできたライトの部分に防虫剤を入れてから箱にしまえば虫食いを防げます。

これらの片付けはよく晴れた湿気の少ない日に行いましょう。

保管は押し入れや納戸でよいのですが、
できるだけ上段にしまうことで湿気やカビを防ぐことができます。
雛人形の箱の上に物を重ねると
お人形やお道具の破損を招く恐れがあります。
箱の上には何も乗せずに保管しておきましょう。

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

雛人形辞典
2018年07月25日

◇雛人形はいつからいつまで飾るの?

初節句をお迎えの場合、立春(節分の翌日)を過ぎた
お日柄の良い日(大安や友引など)を選んで飾ります。
その後は二十四節気の雨水にあたる日(2月18日~19日頃)
に飾るのが縁起が良いとされています。
松が明けて一息ついた頃にお飾りいただいても大丈夫です。

仕舞う時期ですが、言い伝えで
「3月3日を過ぎたら急いで片づけないと結婚が遅くなる」
などといいましたが、
そもそもこの考えはきちんと片付ける習慣を子どもにつけさせるためのもので
最近ではだんだん廃れてきています。
一番大切なことは仕舞う際に湿気も一緒にお箱の中に入れないよう
「からっと晴れた湿気の少ないポカポカ春めいた暖かい日に片づける」
ということです。
京都や地域によっては旧暦のお節句、
4月3日頃まで飾って愉しむお家も多いです。

◇見栄えの良い飾り方のポイントはありますか?

例えば
・毛氈の折り目が目立たないよう蒸気を当てて
しわを伸ばす。
・檜扇の五色の紐も蒸気を当てて真っすぐに伸ばす。
・男雛の冠についている嬰は斜めになったり倒れかけたりしないよう
真っすぐにつける
・屏風の開き方は折れ目の角度がそれぞれ均等になるようにして開く。
・お人形やお道具を飾る際には、屏風の中心線から左右対称になるように
間隔に気をつける。
・出来るだけ広めのスペースにゆったりと飾る。
・お雛さまの美しさを際立たせるために
なるべくシンプルにすっきりと飾る。

◇ライフスタイルに合わせた飾り方

最近はインテリアにこだわった豊かな生活を楽しむ方が増えています。
お雛さまを飾る際にも難しく考えず、
ご自身の発想で自由に飾って愉しんでいただきたいと思います。

例えば桜・橘を飾らずお人形と一緒に生花を一輪飾る、
和紙を敷いてお雛さま単体を飾る、
インテリアに合わせたお皿や小さな食器と一緒に飾る、、、
など色々なアイデアを考えるだけで楽しくなってきます。

雛人形だけを単体で飾ることで省スペースでお飾りいただくことも
出来ますので、住宅事情に合わせてお選びいただきやすいかと思います。

ライフスタイルの変化に合わせて、
必要なお飾り(付属品)を必要に応じてその都度
購入していくのも一つの方法ではないでしょうか、、、

 

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

 

 

雛人形辞典
2018年02月25日

〇季節の節目に邪気をはらう

雛人形の起源は平安時代に遡ります。
昔の日本にはたくさんの節句があり(五節句)、
人々が季節の節目に身の穢れ(けがれ)を払う大切な行事の一つでした。
その中のひとつ、
「上巳の節句」がひな祭りとなったのです。

〇雛祭りと雛人形の関係

ひな祭りというと雛人形ですね、、、
千年以上もの歴史のある雛人形は、日本独自の大切な文化遺産ともいえます。
「源氏物語」に記述のある「ひいなあそび」などからも、
雛人形の歴史を感じます。

〇「上巳の節句」(じょうしのせっく)と桃の節句

雛祭りは桃の節句と呼ばれ、
桃の節句は「五節句」のひとつの「上巳の節句」(じょうしのせっく)のことです。
古代中国の風習と日本独自の風習が一緒になりました。
「上巳」(じょうし)は、 3月の初めの巳の日をいいます。

この日、水辺に出て穢れを祓うための禊(みそぎ)を行い、
お食事会を催してお祝いをしました。
中国でのこの行事のいわれは、けがれを祓い清める意味合いが強かったようですが、
それが日本独特の祓(はらえ)の思想と結びつきました。

祓(はらえ)の道具として人形(ひとがた)がありました。
古代からの民間信仰として人形(ひとがた)に穢れを移して川や海に流し、
災厄を祓うという風習がありました。
その人形(ひとがた)が、天児(あまがつ)の原型です。

〇雛人形の源流

男女一対にしてまつられる、「雛人形のルーツ」といわれているのが、
「天児(あまがつ)」というお人形です。

あまがつ

天児は、30㎝ほどの竹二本を束ねて胴とし、
さらに別の竹を横に組み合わせて手とし、
絹の丸い頭を付け、目・鼻・口を付けた素朴なお人形です。
その起源は平安時代ともいわれています。

幼児に降りかかる災いや穢(けがれ)を負わせるために
この人形に衣装を着せ、枕元に置きました。
さらに自分の分身として生涯持ち続け、
毎日お供え物をして大切にしたということです。

雛人形は祓(はらえ)の人形、天児(あまがつ)と
「ひいな遊び」のお人形が一緒になったものです。

又、「源氏物語」の中に、
「ひいな遊び」=ままごと遊びをしている風景が登場しています。

この「ひとがた」と「ひいな遊び」が結びついて、
現在の「お雛さま」が生まれました。

川や海に流していた人形(ひとがた)も「雛人形」として造られるようになり、
江戸時代になると、平安時代の宮廷を模した段飾りの雛人形となっていきました。

雛遊びが雛祭りと変化してゆくのは、
江戸幕府が3月3日の節日を「五節句」の一つに定めたことです。

時代と共に3月3日に女の子の幸せと健康を願って人形を飾る
風習がゆきわたってゆきます。

〇桃の節句は五節句のひとつです。

・五節供は「五節句」とも書きます。
江戸幕府が五節句を定めました。

その後明治6年に廃止されましたが、民間行事として今も定着しています。
季節の食べ物をお供えして天地に感謝したり、邪気を払う日とされています。

・人日の節句・・・1月7日 
・桃の節句・・・3月3日   
・端午の節句・・・5月5日 
・七夕の節句・・・7月7日
・重陽の節句・・・9月9日 

旧暦の節句4月になると桃の花が咲くこと、
又、桃は邪気を払う魔除けの木であるから桃の節句と言われています。

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

西陣からの便り
2018年02月09日

「どれ位の大きさの台を用意したらいいですか?」

おひなさまをご予約いただいたお客様から

お電話をいただきます。

「エアコンの風が直接当たらない方が

いいですよね。」

「きれいにしてからおひなさまをお迎えしようと

大掃除しました!」

みなさん、おひなさまがお手元に届くまで

それはそれは、首を長くして待ち遠しく

思ってくださっているようです。

そして とびきりの特等席をご用意してくださっている

ようです。

ほんまにありがたいことです!!

心を込めて丁寧にお作りせんことには

ばちが当たります。

さて、毎年この時期になりますと、ぼちぼち

おひなさまのお菓子がお店に並び始めます。

あられ、菱餅、チョコ、三色団子、桜餅、ポン菓子

など、いろんな種類のお菓子が売られてます。

京都では昔から「引きちぎり」とか「ひちぎり」といわれる

生菓子をお供えするお家も多く、うちも

毎年近くの和菓子屋さんにお願いしてます。

ひちぎり

阿古屋貝を模してるそうですよ!

女の子の成長を祝うお菓子です。

今年のおひな祭りには、たくみオリジナルの

盛器にひちぎりを載せて「きまり!」

(決して押し売りはしませんのでご安心ください笑)

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

雛人形辞典
2018年01月22日

雛人形の歴史

ひな人形の歴史を遡ることで昔の人たちの知恵と祈りの形が
よくわかります。

形代(かたしろ)

「形代」(かたしろ)は人の身代わりとされました。
三月の上巳の節句に、この形代で体を撫でて、けがれや禍いを人形(ひとがた)に移し
川や海に流して子どもの健やかな成長を祈りました。

「形代」(かたしろ)は、古代からのものです。
縄文時代の土偶、弥生年間の人面土器、古墳時代の埴輪などからも推測することが出来ます。
古代では祓以外にも、呪術的な要素も強かったのではないかと言われています。

流してしまうのですから、素材も簡素なものでした。

現代の「形代」(かたしろ)

全国の神社で「大祓」と呼ばれる行事があります。
罪や過ち、心身のけがれを祓い清めるための行事です。

「古事記」や「延喜式」にも記されており、古くから行われていたことが解ります。
 6月は「夏越しの大祓」12月は「年越しの大祓」と呼ばれています。

「大祓」(おはらえ)では「撫で物」(なでもの)とも呼ばれる紙でできた「形代」(かたしろ)に、
名前や年齢を書き、身体をなでて息を吹きかけ自分の罪やけがれを移し海や川に流したり
神社に奉納したりするのです。

「形代」(かたしろ)としての人形

「流し雛」などはその名残と言われています。 
京都でも下鴨神社などで編んだ藁に載せた雛人形「さんだわら」を
境内に流れる御手洗川に流し子どもたちの無病息災を願う神事が行われます。

天児(あまがつ)

天児(あまがつ)は幼児の枕元に置いて
子どもの病気や災厄をはらい、無事な成長を祈るものでした。

30センチくらいの二本の竹の棒を束ねて人形の両手として、
さらにTの字形になるように別の竹を横に組合わせます。
その上に白い絹の布で作った丸い頭を取り付けます。
それに簡単な衣裳を着せて魔除けのお守りとしたのです。   

赤ちゃんの産着などを着せて、
形代(かたしろ)の役目も果たしたようです。

這子(ほうこ)

這子(ほうこ)は、上巳の節句に贈られた人形で、
子どもの枕元におかれ神聖なものとして
3歳になるまでお守りとして持たせるなどの風習も生まれました。

幼児のおもちゃとしても愛用されていたと思われます。
ぬいぐるみの原型とも言われるように、白絹に綿を詰めてつくりました。
這うようなデザインから這子(ほうこ)の名称がついたのでしょうか?

這子(ほうこ)は現在にも伝えられています。
飛騨高山の「猿ぼぼ」は赤い布に綿をつめ、
丸い頭をつけたもので目鼻は描かれていません。
子どもの災厄を祓う這子(ほうこ)が次第に変化して郷土玩具となりました。

立雛

天児(あまがつ)を男雛
這子(ほうこ)を女雛として一対としたものが、
立雛の原型とも言われています。

ひひな

天児(あまがつ)や這子(ほうこ)から派生した「ひいな遊び」のお人形というものがありました。
「源氏物語」に貴族の女の子が「ひいな遊び」をしている風景が登場しています。
「枕草子」にも描かれています。

「ひひな」は童女の遊び道具として存在していました。
「ひとがた」と「ひひな」が結びついて、現在の「お雛さま」が生まれました。

これらの人形は、中世以降になると次第に立派なものとなります。
人形(ひとがた)も「雛人形」として造られるようになり、
江戸時代になると平安時代の宮廷を模した雛壇の雛人形となってゆきました。

雛遊びが雛祭りへと変化してゆくのは、
江戸幕府が3月3日の節日を「五節句」の一つに定めたことと重なります。
時代が進んで3月3日に女の子の幸せを願って人形を飾る風習が広まっていきます。

雛市も盛んになり、市民の間にも浸透していきました。

雛祭りは明治・大正・昭和と経済成長に伴って盛んになってゆきます。
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雛人形辞典
2017年12月22日

「雛人形をいつまでも美しく保つ秘訣」

①何年も仕舞いっぱなしにしないで毎年必ずお飾りください。

②梅雨が明けたころに
虫干しの意味も含めて箱のふたを開け、
中の湿った空気を入れ替えてください。

③詰め物や白い包み紙が古くなったり破れたりしたら
交換する・・・弊店では健康診断含め点検サービスを行っております。
(万が一修理が必要な際には実費を頂戴する場合があります。)

④雛人形にとって湿気は大敵です。
湿気の多いお部屋や押入れの下の段には収納しないでください。

⑤高温で乾燥しやすい屋根裏収納庫も避けてください。

⑥仕舞われる際、防虫剤を交換してください。
衣類用の防虫剤ではなく必ず「人形用防虫剤」
をドラッグストアなどで購入してください。

⑦箱に収納する際、お衣裳の裾が折れ曲がったり
重なったりして変な癖がつかないよう
御髪も整えて元通りの形で収納してください。
雛人形が届いて蓋を開けた際に収納の参考になるよう
お写真を撮っておかれることをお勧めいたします。

 

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

 

西陣からの便り
2017年11月04日

秋深まる京都からお送りする、女将の直伝シリーズ其の四・・・
「有職雛」とは?

皆さま、こんにちは。

またまた女将の奥の深~い直伝シリーズです。

今回は、人形業界でやたら頻繁に使われる「有職雛」とは、一体何ぞや??
という疑問にお答えいたします。

先ず、「有職雛」は「ゆうそくびな」と読みます。

「有職」とは、公家社会のさまざまな決まり事を指す言葉で、
「有職雛」は、お公家さんの着る装束を正しく考証して
作られた雛人形のことをいいます。

お公家さんたちの装束は、身分や年齢、季節によって違うので、
これに合わせて裂(きれ)を選び、雛人形の背丈に合った文様を
人形用に別織りにして衣装に仕立てます。

「有職雛」の男雛は公式な儀式で着用される衣冠束帯(いかんそくたい)、
女雛は十二単(じゅうにひとえ)を着用していることが多いです。

いかがでしょうか、今回は単純明快な答えに
さぞかしご満足いただけたことでしょう笑

女将の直伝シリーズ、まだまだ続きますよう~

次回もどうぞお楽しみに!!

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

西陣からの便り
2017年10月02日

昨日から再開した、女将の直伝シリーズ其のⅢ・・・「お内裏(だいり)様とお雛さまって?」

「灯りを付けましょ、ぼんぼりに~♫ お花をおげましょ桃の花~♫・・・」

そうです、皆さんよくご存じの「うれしいひなまつり」。

この二番の歌詞にある「お内裏様とお雛さま~♫ ふ~たり並んですまし顔♫・・・」

実はこの歌詞、「ふ~たり」ではなくて正しくは「4人並んですまし顔」という事実。

「ちょっと、何言うてんの~、もうー。 

学校で ふ~たりって習ったしー」

という、お叱りの声が聞こえてきそうですが、、、

しかしながら、これは事実なんです。

作詞のサトウハチローさん、ごめんなさい笑

つまり、お内裏様=男雛、お雛さま=女雛ではなく、

男雛と女雛一対のことをお内裏様といい、

お雛さま~、も、男雛と女雛一対の雛人形のことを言います。

だから、「お内裏様とお雛さま~♫」というと、

4人の雛人形が並んでることになるんですね。

あぁ~、ややこしい。。。

やはり、「女将の直伝シリーズ」は奥が深い!!(自画自賛。)

次回もお楽しみに。。。

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

雛人形辞典
2017年07月22日

雛人形は誰が飾るの?

毎年桃の節句を迎えるたびにお飾りされる際には、
ぜひお子さまと一緒にお話しながら飾ってください。

この一年を振り返り
色々な出来事を思い出したり
お子さまのご成長を愛おしく思ったり
そんな思い出を積み重ねて頂きたいと思います。

ご家族の年中行事の一つとして
お子さまの記憶の中に生き続けることと思います。

おじいさまやおばあさま、ご兄弟もご一緒に
大切に慈しんで育ててもらった記憶は成長の過程で非常に
大切な自己肯定感となります。

雛祭りを通してかけがえのない思い出作りを
なさっていただければ嬉しいです。

 

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

 

雛人形辞典
2017年06月23日

雛人形の衣装は色・文様・素材と様々な種類があり、
日本の伝統と美意識が息づく優雅なものです。
男雛は実直で凛とした雰囲気を、女雛はたおやかで清楚な雰囲気を
醸し出しています。
気に入った衣装を纏った雛人形は、
お子様とのよりいっそうの想い出になることでしょう。

◇雛人形の衣装はいつの時代のもの?

雛人形の衣装は京都に都があった
平安時代の宮中の衣装を模したものです。
平安時代は国風文化が盛んになった時代で、
日本の服飾技術が飛躍的に向上した時代でもありました。
平安時代より変わらない、雅な文化が表現されています。

◇京雛の衣装について

京雛の衣装は男雛は束帯、女雛は十二単の衣装を着ています。
平安時代の貴族が着用していたそのままを忠実に再現しており
かさねの色目に代表される色使いや繊細な仕立て、
着せ付け方法など有職故実に基づいた装束を着ているのが特徴です。

◇衣装は手作りしているの?

雛人形の衣装はすべて細やかな手作りです。
裂地選びから行い、
伝統的な色合いや紋様、西陣の袋帯など極上の生地を使用し、
一つひとつの人形に美意識と熟練の職人の技を込めて手作りします。

◇衣装の素材は?

衣装の素材の織物は
ポリエステルなどの化学繊維を使用しているものから
総正絹の糸で織っているものまで様々です。
化学繊維で作られた衣装と総正絹の衣装との見分け方は難しく
織物屋さんでも判別が難しいとよくいわれます。
違和感ない自然な艶があるかどうか、ご自身の審美眼で見分ける、
又は実際の織物の手触りで判断するしかありません。

◇衣装に流行はあるの?

昔は男雛は黒か青色系、女雛は赤色といったものがほとんどでした。
現代では、部屋の雰囲気やインテリアとの調和といった
コーディネート面も考慮されています。
又、配色センスが活きるのが衣装着の雛人形の面白さでもあります。
流行が変わるといったことは特にありません。
お好みの柄やお色目の雛人形をお選びください。

◇おすすめのお衣裳は?

たくみ人形では、裂地選びから配色、かさねの色目の選択、男雛と女雛とのお衣裳のバランスなど
きめ細やかな配慮で一つひとつのお雛さまをお誂えしています。
仕上がりが気に入らないお雛さまを店頭に並べることはありません。
お好きな色、文様、雰囲気で楽しく安心してお選びいただければと思います。

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

願いのままにかたちをつくる「お誂え専門の京ひな人形工房」です。私たちはおひとりおひとりのお客さまの想いをお聞きしてから、お雛さまをつくり始めます。
どんな願いを込めたものにしたいのか、どんな想いがそこにあるのか。京都西陣にある、昔ながらのひな人形工房に、お客さまの声をどうぞお聞かせください。