雛人形辞典
初節句を迎えられたお子さまの健やかな成長を見守る節句人形。
男の子には、兜や鎧、鎧を着たお人形などを、、、
女の子には、雛人形を贈る、
という風習は江戸時代中頃から続く節目を祝うおめでたい習わしです。
「誰が買うの?」
「お嫁さんの実家から待てど暮らせど贈ってこないんやけど、、、」
よくお尋ね頂く質問です。
実際には、、、
①赤ちゃんのお母さんのご実家から贈られる。
②ご実家のおじいちゃん・おばあちゃんと
赤ちゃんのご両親とが一緒に贈る。
③赤ちゃんのご両親が自分たちで贈る。
④嫁ぎ先のご両親から贈られる。
⑤両家からのお祝い金を合わせて贈る。
など絶対的な決まりごとはないですが、時代の変化と共に
贈り方もお家それぞれのお考えでされることが多いです。
一番大切なことは、慣例に従う!ということではなく
「無事この世に生まれてきてくれたことへの感謝と
健やかに育ってくれるよう心から願う気持ちを込めて節句人形を贈る」
ということです。
いつの時代も子を想う親の気持ちに変わりはないですものね、、、
毎年、一生懸命節句人形選びをされるお姿を拝見するたびしみじみ思う
ありがたい親心です。
かけがえのない思い出作りのお手伝いが出来ることは
本当に幸せなことです。
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「関東雛と京雛の違いは?」
とか
「雛人形の並べ方」
とか
「お内裏様とお雛さまは左右どちらに飾るの?」
とか
「男雛・女雛の並べ方」
とか
雛人形の並べ方についてよくご質問いただきます。
先日の「即位礼正殿の儀」での高御座・御帳台は
向かって左に天皇陛下、右に雅子さまでしたね、、、
昭和天皇の即位礼から、
西洋に倣(なら)って現在の並び方になったということです。
それ以来、東京の雛人形屋さんが西洋式を取り入れ
向かって左に男雛、右に女雛を飾るようになりました。
しかしながら
京都は都が京都にあった時の倣い(ならい)のまま
向かって右に男雛、左に女雛を飾ります。
それは京都御所の紫宸殿が南向きに建っているので
向かって右が東になり、日が昇る方角ということで
位が高いと考えられていたからです。
令和即位礼の高御座(たかみくら)御帳台(みちょうだい)
の天皇陛下と雅子さまの並び方を見て、
「うちのお雛さまと反対や! なんでかな?」
と思わはった方も多いのではないでしょうか、、、
「関東雛は向かって左に男雛、右に女雛」
「京雛は向かって右に男雛、左に女雛」
を飾るようになったのは、昭和天皇の即位礼以降のことです。
関東と京都の雛人形にも文化の違いが表れてるって
おもしろいですね!
今回の即位礼で再認識できた出来事でした。
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「雛人形の飾り方」
お雛さまのご予約をいただき、
お届けをお待ちいただいているお客様から毎年
「お雛さまをお迎えする用意をしたいのですが、、、」
と、お問い合わせをいただきます。
「雛人形の飾り方」についてのよくあるご質問です。
Q1.雛人形はどこに飾ればいいでしょうか?
A1.リビングや和室などご家族の皆さんが
毎日集まるお部屋に飾って楽しんでください。
飾っているあいだよく目にして頂けるところがいいですね、、、
Q2.玄関に飾るのはよくないですか?
A2.いいえ、玄関はお客さまをお迎えする場所。
お雛さまを飾ってお迎えするのは素敵な
おもてなしの心です。
Q3.和室がないのですが、
リビングに飾る場合直接床に飾っても大丈夫ですか?
A3.平飾りか段飾りかにもよりますが、
もし平飾りの場合は直接床に飾るよりも、
3~40㎝くらいの高さの台をご用意いただくか、
チェストや飾り棚の上にお飾りください。
Q4.南向きに飾るのが縁起がいいのでしょうか?
A4.向きは気にされなくて大丈夫です。
ただ、直射日光が当たる場所は避けていただく方が無難です。
Q5.子供には触らせない方がいいですね。
A5.初節句のお祝いの際には、
お雛さまをお子さまの手や身体に触れさせて
健やかな成長を祈願しましょう。
お子さまが3歳くらい、
分別がつく年齢になられましたら是非一緒にお飾りください。
大切なものを丁寧に扱うという所作が豊かな心を育みます。
この一年のお子さまの成長をしみじみ感じる
良い機会にもなることでしょう。
Q6.お雛さまの男雛と女雛は
どちらが右でどちらを左に飾るのでしょうか?
A6.雛人形の並べ方についてはこちらをごらんください。
Q7.リビングのインテリアに合った飾り方がしたいのですが、、、
A7.是非、お部屋のお写真をお持ちください。
お客様のライフスタイルに合った
飾り方のご提案をさせていただきます。
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※「雛人形の飾り方」
についてのご質問をたくさんお聞かせ下さい。
皆さんからいただきました
質問は「雛人形の飾り方」でご紹介させていただきます。
「こんなこと聞いたら恥ずかしいけどいっぺん聞いてみたい」
とか
「家ではこんな飾り方の工夫してるよ、見て!」
とか
「決まり事とかあるの?
こんなふうに飾りたいけどどうしたらいいの!」
といったお声をどんどんお寄せください。
日本全国の皆さんが参考にしたいに違いない、
と確信しています!!
お問い合わせフォームかお電話にてどうぞ。
お待ちしています。
TEL:075-441-8333
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なんか最近やる気満々の女将の直伝シリーズ。
書きたいことが泉のように湧いてくる!
わたしのライター(writer)魂に灯が付いた、
というべきか、、、
(どっちでもええわ!言うてるの誰ですかー笑)
それはさておき、
女将の直伝シリーズ・・・其の十「雛祭りの移り変わり」
「ひな祭り」って、
節分に巻きずし食べたり、
バレンタインデーにチョコレートもらったり、
クリスマスにケーキ食べるみたいなもん違うの??
という素朴な疑問。
確かに伝統的な季節の行事には、食べ物や飲み物は
欠かせません。
(雛祭りの祝い方については、後述いたします。)
ここで、ひな祭りの移り変わりについてのお話。
ヒトガタに穢れを移して川に流す行事と
平安時代の「ひいな遊び」が結びついたのが
ひな祭りの始まりといわれています。
(女将の直伝シリーズ其のⅡ・・・雛祭りの歴史はこちら)
宮中の記録に雛祭りが現れるのは江戸時代初期、寛永頃からです。
民間の記録はそれよりもやや遅れ、元禄頃から文献に登場しています。
泰平の江戸時代には庶民の暮らしの中に急速に広まり、
元禄を過ぎた頃からは多くの書物や浮世絵などに
雛祭を楽しむ女性たちの姿が頻繁に登場します。
ただし、これに赤ちゃんの初節句の縁起が加わったのは
江戸時代後期からのことです。
こうしてひな祭りは娘たち、女性たちの楽しい行事、
季節のお祭りになったということです。
女将、頭使い過ぎてしもた、、、
わかったぁ~ねぇ、みんな!
漢字が多いし読んでて寝てしもた、とか許しませんよ!
「女の子が産まれたら健やかな成長を願って雛人形を贈る」
という風習が出来たのは江戸時代後期からということが
わかりましたね。。。
わかりましたね。。。(しつこい)
良かった!
わかった、ということにして、
以上「ひな祭りの移り変わり」でした。
女将っておもしろい!(自分で言わへんの。。)
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雛祭りの歴史は古く
古代中国にまで遡ります。
① 雛まつりは、古代中国の旧暦三月の最初の巳の日に
水辺に出て穢れや災いを祓う行事が起源と考えられている。
② それが日本でも「上巳(じょうし)の節句」として
三月三日に行われるようになり、
平安時代には宮廷の年中行事として定着した。
③ 又、民俗信仰として、息を吹きかけたり肌身にすりつけて
自分の罪や穢れを人形(ひとがた)に移し、
川に流す風習も古代からあった。
④ これとは別に「源氏物語」などの文学作品では
幼い子供たちの遊びに使った人形を「ひいな」と呼んでいる。
まとめ:これら四つの風習が三月三日に雛人形を飾って
子供の健やかな成長を祈る行事=雛祭りになった、
と考えられています。
江戸時代になると次第に雛祭りが盛んになっていきました。
現在見られるような雛祭りの形式は、江戸時代の初期に
できた、ということです。
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お嬢ちゃんが初節句(上巳の節句)を迎えはる場合、
立春(2月4日)以降のお日柄の良い日を選んで
飾っていただくようにお話しています。
初節句以降の年からは、お正月の松が明けたら飾ってもろて
旧暦のお節句まで永く飾って愉しんでくれはってもいいです。
「3月3日が過ぎたらすぐにしまわないと婚期が遅れる、、、」
という言い伝えもありますが実際には根拠のないことで
京都では旧暦の桃の節句(4月3日)に
ひな祭りのお祝いをしはるお家もぎょうさんあります。
元々は4月になると桃の花が咲くので
「桃の節句」といわれるようになった
という説もあります。
焦って片づけなくても
4月3日頃までのお天気が良くて
カラッとした暖かい日を選んで
しまっていただくことをお勧めします。
二十四節気の雨水(2月19日)に飾るのが
最も縁起が良いともいわれています。
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初節句のお祝いの雛人形。
ケガや病気もせず健やかに育つよう
祈りを込めて贈られた雛人形。
そのお役目を終えた雛人形は
感謝の気持ちを込めて丁寧に供養しましょう。
いざとなると
どこにお願いしたらいいのかと
不安になられることと思います。
お近くのお寺さんにお願いしてみられるのも
一つですし、
最近では郵便局が「人形供養代行サービス」を行っています。
詳しくはこちらをご覧ください。
ご参考になさってください。
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わたしらは 毎日ごくごく普通に当たり前に
使うてる道具ですけど 一般のお客様が見はったら
「これ何に使うの?」
て言う道具もいっぱいあります。
アルコールランプ。
衣裳を着せ付けたら頭をつける前に
「毛焼き」をします。
毛焼きというのは、
裂地の毛羽立ちをはさみで切るんではなく、
ちょっとずつ焼いていくんです。
アルコールランプの炎がちょうどええ強さやと
思います。
そやけどすごい神経を使う瞬間なんです。
油断したら 焦げてしまいますし・・・
主人が毛焼きしてる時に話しかけたら、
怒られますもん!!
中には全く毛焼きしはらへんかったり、
ライターの火でしはったりするお店もあるみたいです。
アルコールランプ・・・主張は控えめやけど、
実は大事な道具の一つなんですよぉ~
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お飾りや道具には、屏風や菱餅などから、
雛人形が持つ小道具まで様々なものがあります。
精巧につくられたお道具は、見ているだけで楽しくなります。
ここでは雛人形のお飾りやお道具についてご説明します。
◇屏風
屏風とは、部屋の仕切りや飾りなどに使う衝立のようなものです。
雛人形の道具としての屏風は、親王の後ろに立てかけて使います。
「場を間仕切る」という意味合いもあり、
生活のシーンの中で神聖な場所であることを
示すための仕切りのような役割も果たしています。
実際、披露宴の際にも新郎新婦の後には必ず屏風があります。
◇毛氈(もうせん)
毛氈はお雛さまたちの下に敷いてある真っ赤な敷物です。
羊毛などを圧縮して作った毛織物で、
命の色といわれる緋色の敷物を敷くことから
魔よけの意味を持つといわれています。
◇燭台(しょくだい)
長柄のロウソク立てを絹や和紙などで覆った灯具。
江戸時代の結婚式は夜に行うのが一般的だったため、
燈明の明かりは欠かせないものだったのです。
結婚式の華やかなライトアップですね。
ろうそくの代わりに油を用いていた時代もあります。
◇桜・橘
おひなさまのお飾りに左近の桜、右近の橘がありますが、
これは京都御所の紫宸殿の中庭にある桜と橘のお花を模したものです。
紫宸殿で行われる結婚式では、天皇と皇后が北を背景にして座し、
南に向かって左側に桜の木、右側に橘の木が植えられています。
建物から見て左に佐近衛府(さこんえふ)、
右に右近衛府(うこんえふ)という武官が並ぶことに由来しています。
794年の平安遷都の際には桜ではなく梅だったらしく、
仁明天皇の時代に桜にかえられたということです。
形や香りの優れた桜だけが選ばれて
守り育てられていくんです。
ちなみに東京の皇居の中庭には桜と橘ではなく
白梅が1本、紅梅が5本植えられてるそうです。
皇居の前庭に咲く紅白の梅を飾る雛人形もあります。
配置は向かって左に白梅、右に紅梅です。
◇貝桶(かいおけ)
貝桶とは六角形をしたうるし塗りのお道具で、
貝合わせ遊びの貝を入れておくための入れ物です。
江戸時代に大名の娘が嫁入り道具として持参したもので、
いつまでも夫婦仲良く幸せな結婚生活が続きように、、、
という親の願いが込められたお道具です。
よく似ているお道具で、円筒形の行器(ほかい)というお道具がありますが、
こちらは食べ物を入れておくお弁当箱のようなもの。
食べることに困らないように、、、
という親のねがいが込められたものです。
◇三宝(さんぽう)
漆塗りや白木の台のようなもので三方向に穴が開いています。
三方の上には徳利のような瓶子(へいし)が載り、
熨斗のついた梅や桃の花が飾られています。
現代では熨斗や水引など縁起物で花をあしらったお飾りになっていますが、
本来は三方に乗った瓶子に、魔よけの意味がある白酒を入れていたといわれています。
◇高坏(たかつき)
たかつきは、食べ物を盛るための脚付きの器です。
雛飾りでは紅白のお餅や和菓子を乗せています。
高貴な人に食べ物を献上するときに使う道具です。
三人官女それぞれの間に配置することが多いです。
◇菱餅
赤、白、緑のお餅を重ね菱形に切った菱餅は、
春らしい色合いで雛祭りを象徴するお餅です。
桃の節句の直会(なおらい)に頂く食べ物の一つで、
三色の菱餅は明治の頃から広まったといわれています。
上から順に赤、白、緑となっていますが、
これは雪の下には緑が芽吹き始め、
雪が溶けだした上に桃の花が咲いている様子を表したもの。
菱形には、長寿、子孫繁栄などさまざまな意味があり、
大地そのものを指す形であるとも言われています。
◇嫁入り道具
現代の日本でも、一部の地域では箪笥などの嫁入り道具を持参することがあります。
雛人形も結婚式を模したお飾りですから、嫁入り道具を小物として飾ります。
嫁入り道具は主に室内で使うもので構成されていて、
箪笥、長持、表刺袋(うわざしぶくろ)、火鉢、針箱、鏡台、茶道具などがあります。
漆塗りの金蒔絵で、嫁入り道具の豪華さが家の格式を表しました。
七段飾りでは六段目に、これらの嫁入り道具が並びます。
◇お輿入れ道具
「お輿入れ」とは、花嫁の乗った輿を婚礼の際に婚家に乗り入れたことから、
嫁入りのことを指しています。
雛人形のお輿入れ道具とは、主に屋外で使う嫁入り道具を指し、
屋内の小物の中では比較的大きい重箱とともに
一番下の段に飾るお道具のことです。
お輿入れ道具は、平安時代の貴族の乗り物「牛車」、
人力で運ぶ「輿」などがあります。
◇お道具やお飾りの単品購入や追加購入について
雛人形は上で挙げたような小物から、髪飾りや人形が持つ付属品までたくさんの小物があります。
毎年出し入れしているうちにうっかり落として壊れてしまったり、
小さなものを紛失してしまうこともあるでしょう。
そんな時は小道具だけの単品購入ができます。
ただし、嫁入り道具の鏡台が壊れたからといっても、
1点のみの購入は少し慎重になった方がいいかもしれません。
なぜなら他の道具類と並べて飾るので、
雰囲気が少しでも違うとちぐはぐな印象になってしまう可能性があるからです。
お道具類はセット販売をしていることが多いので、
同じ段に飾る小物はセットで購入した方がいいでしょう。
◇お道具の選び方
最近では、ライフスタイルに合わせて
お道具はシンプルにされる方が多くなっています。
お雛さまだけをシンプルに飾って、
インテリアに合わせてみるのも
楽しいのではないでしょうか、、、
◇お道具の保管方法や注意点
お道具やお飾りはとっても小さなものですので、
しまう時にもいくつか注意が必要です。
お姫様の檜扇、お殿様の冠や纓(えい:お殿様の冠に付ける)
などは特に小さなものですので、
薄紙に包んでからなくさないように一つの箱に一緒に入れて保管しましょう。
婚礼道具は手袋をしてから細い筆などでほこりを払い、
和紙など薄紙でくるんでから箱にしまいましょう。
ぼんぼりは布でできたライトの部分に防虫剤を入れてから箱にしまえば虫食いを防げます。
これらの片付けはよく晴れた湿気の少ない日に行いましょう。
保管は押し入れや納戸でよいのですが、
できるだけ上段にしまうことで湿気やカビを防ぐことができます。
雛人形の箱の上に物を重ねると
お人形やお道具の破損を招く恐れがあります。
箱の上には何も乗せずに保管しておきましょう。
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◇雛人形はいつからいつまで飾るの?
初節句をお迎えの場合、立春(節分の翌日)を過ぎた
お日柄の良い日(大安や友引など)を選んで飾ります。
その後は二十四節気の雨水にあたる日(2月18日~19日頃)
に飾るのが縁起が良いとされています。
松が明けて一息ついた頃にお飾りいただいても大丈夫です。
仕舞う時期ですが、言い伝えで
「3月3日を過ぎたら急いで片づけないと結婚が遅くなる」
などといいましたが、
そもそもこの考えはきちんと片付ける習慣を子どもにつけさせるためのもので
最近ではだんだん廃れてきています。
一番大切なことは仕舞う際に湿気も一緒にお箱の中に入れないよう
「からっと晴れた湿気の少ないポカポカ春めいた暖かい日に片づける」
ということです。
京都や地域によっては旧暦のお節句、
4月3日頃まで飾って愉しむお家も多いです。
◇見栄えの良い飾り方のポイントはありますか?
例えば
・毛氈の折り目が目立たないよう蒸気を当てて
しわを伸ばす。
・檜扇の五色の紐も蒸気を当てて真っすぐに伸ばす。
・男雛の冠についている嬰は斜めになったり倒れかけたりしないよう
真っすぐにつける
・屏風の開き方は折れ目の角度がそれぞれ均等になるようにして開く。
・お人形やお道具を飾る際には、屏風の中心線から左右対称になるように
間隔に気をつける。
・出来るだけ広めのスペースにゆったりと飾る。
・お雛さまの美しさを際立たせるために
なるべくシンプルにすっきりと飾る。
◇ライフスタイルに合わせた飾り方
最近はインテリアにこだわった豊かな生活を楽しむ方が増えています。
お雛さまを飾る際にも難しく考えず、
ご自身の発想で自由に飾って愉しんでいただきたいと思います。
例えば桜・橘を飾らずお人形と一緒に生花を一輪飾る、
和紙を敷いてお雛さま単体を飾る、
インテリアに合わせたお皿や小さな食器と一緒に飾る、、、
など色々なアイデアを考えるだけで楽しくなってきます。
雛人形だけを単体で飾ることで省スペースでお飾りいただくことも
出来ますので、住宅事情に合わせてお選びいただきやすいかと思います。
ライフスタイルの変化に合わせて、
必要なお飾り(付属品)を必要に応じてその都度
購入していくのも一つの方法ではないでしょうか、、、
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