工房便り

西陣からの便り
2014年02月25日

今日は 2月25日。

天神さんの「梅花祭」への行き帰りに

「ちょっと、おひなさん、見せてもろてよろしいか?」

言いながら、立ち寄ってくれはったり、

「梅、三分咲きでしたわ~」

と教えてくれはったり、

朝からずっと、工房の前が賑やかでしたheart02

一気に春が来た感じ。。。

さて工房は、3月2日まで無休で営業いたしますが、

3日からは五月人形との展示替えをいたします。

もうすでに、

「五月人形は、いつから見れますか?」 という 

お問い合わせをいただいておりますが

ご用意でき次第、ホームページ上でお知らせいたしますので

しばらくお待ちくださいね。

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

西陣からの便り
2014年01月27日

今日は。。。

「たくみの特選おひなさま」のページでは 

ご紹介していないお雛さまの初お披露目!

実は 工房2階のショールームでも、棚の奥にいはりますので

なかなか お客様の目にとめていただけへん存在なんですけど、

去年 初お披露目した、わたしの大好きなお雛さまとは

またちょっと雰囲気が違って

「落ち着いた大人の上質感heart04」 を醸し出したはります。

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どこから見ても 何回見ても

佇まい(たたずまい)が美しい!!

物静かで穏やかで、きちんとした性格を表すかのような、

上品な佇まいです。

うっとりしながら、つい調子に乗って 

何枚も激写してしまいました!(笑)

あなたのお雛さま、佇まいは美しいですか?

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西陣からの便り
2014年01月09日

  首を長くして、お雛さまのお届けを待ち焦がれて下さってる 

  お客様へ。。。

  どうしても、我が家のお雛さまに一目会いたいお客様へ。。。(笑)

大変お待たせいたしました!!

今さっき 写真を撮ってきましたよ。

繁忙期ゆえ、全てのお雛さまの写真を撮れなくて

申し訳ないことです。

腕折りを待つ立雛です。

たちびな

親バカ(笑) な わたしは、目の中に入れながら、

「やっぱり、隠してしまうのは、もったいない!」

と改めて しみじみ思ったのでした。

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西陣からの便り
2014年01月06日

新年 あけましておめでとうございます。

毎年、大晦日の慌ただしさから一転、除夜の鐘が聞こえると、
一年の締めくくりと、新年を迎える実感で 
急に心が引き締まるから 不思議です。

今年も、十二坊さんの
(京都 紫野にある 「上品蓮台寺」 というお寺です。)
除夜の鐘の音を聞きながら、家族揃って新年を迎えることができました。

厳かで、静粛で、凛としたこの空気は、元旦ならでは。

いくつになっても、子供の頃のお正月を思い出すのは、
この特別な空気のおかげでしょうか。。。

皆さまも、心静かに 新たな年をお迎えのことと思います。

さて、弊店は 3月2日まで 無休で営業いたします。

   「真面目に、正直に、やさしい気持ちで。」
ご注文いただいたお雛さまを、心をこめて手作りいたします。

今年も たくみは やりますよぉ~heart04
っと、新年早々気合を入れて・・・笑

本年も 何卒よろしくお願いいたします!!

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西陣からの便り
2013年12月28日

今日の京都は 朝からちらちら 雪が舞う

ほんまに冷たい一日です。

比叡山も きれいに雪化粧しました。

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「いつものことが いつも通りにできる幸せheart04
に 感謝し、今年も一年が終わろうとしています。

今年もたくさんのご縁をいただき 本当にありがとうございました。

  「お雛さま選びも ご家族みなさまにとっての 
  楽しい思い出になりますように。。。」

来る年も、たくみは 全力でお手伝いさせていただきます!!

年内の営業は明日29日(日) 夕方 6時まで、
新年は 1月3日(金) 朝 10時より 営業いたします。

お正月のお休みに 皆さまお揃いで ぜひお越しくださいませ。

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西陣からの便り
2013年12月15日

京都は、すっかり冬景色。

工房の前は、イチョウの葉っぱで黄色いじゅうたんを

敷き詰めたよう。。
そういうたら、昔、父(先代 槙野 巧雲です。)が、
手袋はめて、よう、銀杏拾てたなぁ~~(しみじみ。。。)
さて、毎年たくさんのお客さまから、ご家族のとびっきりの笑顔と
あったかいお心のこもったお手紙をいただきます。
「今日も、お手紙来てるかな~note
その頃は、ワクワクしながらポストを見る毎日です。
皆さまの ご厚意に甘えさせていただき、
ホームページに掲載させていただけるのも、
ほんまにありがたいことです!!
ご来店いただくお客さまが、お写真を見て、
「みんな可愛いねぇ~」
とか、
「こういう風に飾ったらええんや!」
とか、
「わたしも、こういうお雛さまが欲しいんです。」
とか、
いっぱい いっぱい、参考にしてくださいます。
今年も すっかり遅なってしもて ほんまに申し訳ないことですが、
更新させていただきました。
皆さま、あったかいお気持ち、本当にありがとうございます!
毎年、いつも思います。
ご家族の思い出の1ページを綴るお手伝いができるだけでも幸せなことやのに、
お写真だけでなく、あったかいお心のこもった
お手紙まで添えて送っていただける ということが、
どれだけありがたく幸せなことか。。。
さぞ、お手間なことやと思います。
皆さま、本当に ありがとうございます。
感謝です!!
今年も いっぱい 幸せのおすそ分けをいただきました。
たくみは、こんな素敵なお客さまに支えられてるんやもん、
ほんまに幸せもん やぁ~~heart04
もっともっと、お客さまに喜んでいただけるよう、励みます!!
目標は、「お客様の期待 以上をめざす!」ですよぅ~shine
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西陣からの便り
2013年12月04日

最近 ブログにちょっと難しいことばっかり書いてますけど、

 「お人形屋さんがなかなか教えてくれへん、お人形の見方の話」

ですからねぇ~  ちゃんと読んでくださいよぅ~ 笑

シリーズ 其の四・・・

「三人官女と 立雛を見れば、人形師の腕がわかる!」

って、どういうこと。。。??

人形の立ち姿は、それだけ
バランスをとって制作するのが難しいし、
味わいを表現するのが難しい!ということです。

座ってる親王のお二人に比べたら、
あんまり目立たへん存在かもしれませんけど、、
実は 人形師の美意識と技が 一番試されるんですねflair

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例えば、この白い三人官女の足のフォルム、
立ってる足のラインがきれいに出てるでしょ!

三人がお話ししてるかのような 趣があります。

これらは、大量生産の三人官女には、絶対真似出来ひん
技の見せ所の一つなんです。

こういう細かなこだわりの集大成が、お人形の醸し出す空気となって
現れるということです。

わかりますかぁ~~??

なんか、「わかりますかぁ~~??」 シリーズみたいに
なってますけど・・・笑

「難しいて、わからへん!」 と思ってる あ・な・た・・・

ご来店いただいたら、詳しくご説明させていただきましょう~
お人形について、わたしに語らせたら、止まりませんよぅ~~笑

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西陣からの便り
2013年12月03日

今日も お雛さまの見方の 其の三・・・「単体で見る。」

雛人形を選ぼうと お人形屋さんに行くと、
何をどうみたらいいのかわからずに、ついつい、
きらびやかな飾り台や屏風、毛氈の刺繍、菱餅やら三宝など 
いわゆる付属品の豪華さに目を奪われてしまう方も
多いかもしれませんね。。

でも、主役は・・・お人形です。

主役のお人形を 「単体で見る。」 
ということは、
雛人形を選ぶ上で とても大事なことです。

ほんまにいいお人形は、それだけで見た時、
存在感があって きれいで 特別の趣があります。

そのきれいさや趣を なお一層 際立たせるためにも、
付属品があると ごちゃごちゃして、邪魔な感じがするのです。
反対に、粗悪な作りのお人形ほど、付属品がなかったら、
寂しくて貧相で見られません!

この違い、わかりますかぁ~~?
実際に ご自分の目で確かめはったら おもしろいですよ~

 「何をどう見たらいいのか、わからへんわ!」
と思ってたあなたも、
今日から 雛人形の見方が変わること間違いなし!

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西陣からの便り
2013年12月02日
京都も先週から急に寒うなって、
景色が冬色に変わってきました。

工房では、すでにご注文いただいたお雛さまの
制作の真っ最中。。
12月の声を聞くと、急にせわしのうなってきます。

なんせ、お客様のお顔を見てから制作にかかりますので

  「ここの柄を袖のところに出してほしいって
  言うたはったなぁ~」
  とか、
  「○○さま、喜んでくれはったらうれしいなぁ~」
  とか、

お客様のお顔を思い浮かべながら制作できるというのは、
人形師にとって非常にありがたいことです!!

でも、その分、お時間を頂くのも事実。。。
なるべく、年内にご注文いただけると うれしいです。

余裕を持ってお作りすることができますし、ご希望のお日にち
にお届けすることもできますし。。。

年内は、29日(日)まで無休で営業いたします。

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西陣からの便り
2013年11月22日

京都は 朝からきれいな晴天。

左大文字山も少しずつ 色付いてきました。

今日も、お雛さまの見方の 其のⅡ・・・「お顔について。」

「雛人形の顔って 夜見たら何か怖くて 
今まで好きになれへんかったんですけど、
こちらのお雛さまに出会って、その思いが消えました。
優しくてきれいでいいお顔したはりますね!」
有難いことに、うちのお雛さまは たくさんのお客さまに
一目惚れしてもらわはります。

お顔には人それぞれのお好みがありますが
「わたしは 怖い顔が好きなんです。」
という方は、多分少数派でしょうね (笑)

実は、うちのお雛さまのお顔は、頭師(お顔を専門に作る職人)
に特別のお化粧をしてもろてます。
そやし、優しいんでしょうね、きっと。。。

お顔選びで大切なことは、自分の感性で見る!ということ。

「この顔が一番いい顔ですよ。」
 とか、
「この顔にしといたら 間違いないです。」
 とか、 
お店の人の基準に惑わされないこと。

心を静かに落ち着けて、お雛さまとお話ししてみてください。
本当にいいお人形からは、特別の空気が出ているものです。

本来 お人形の鑑賞とは、その空気感や情感を味わうものなんです。

今日もいっぱい ちょっと難しいこと言うてしまいましたけど、
お雛さまについて わたしに語らせたら、止まらへんのですよ~(笑)

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願いのままにかたちをつくる「お誂え専門の京ひな人形工房」です。私たちはおひとりおひとりのお客さまの想いをお聞きしてから、お雛さまをつくり始めます。
どんな願いを込めたものにしたいのか、どんな想いがそこにあるのか。京都西陣にある、昔ながらのひな人形工房に、お客さまの声をどうぞお聞かせください。