京都の西陣というところで、永年にわたり、京ひな人形の製造・卸をしております、たくみ人形の人形司、
槙野巧雲と申します。
ご来店頂いたお客様に、一番良く聞かれるのが上の質問です。色々な広告を見ても、お店に見に行っても、
たくさんのひな人形が並んでいて、値段も安いものから高いものまで様々で、
どれを選べばよいかわからないという方がたくさんいらっしゃいます。
大切なお嬢様の幸せを願って飾るおひな様だからこそ、安ければよいというものでもないし、
かといって高い買い物であることに違いはないし。というお客様のお声は、実際に娘を持つ親である私にもよくわかります。
これから雛人形の購入をお考えの皆様に、私たちのお人形作りに対する考えや
京ひな人形についてお知らせさせていただくことで、雛人形をお買い求めになる際のご参考にしていただければと思います。
正直に申しまして、私たちは昔ながらの小さな人形工房ですので、
大量生産品のように安いものは作ることができませんし、作る数にも限りがあります。
この道25年やってますが、未だにお納めする直前まで一体一体の仕上がり具合が気になって、
手直しすることも多く、どうしても納得がいかない時は一から作り直すことも多々あります。
また、良い裂地や素材を見つけたら、値段に関係なく欲しくなってしまい、
出来上がるひな人形のことを考えるとワクワクしてしまうというほど、ひな人形づくりを楽しませていただいてもおります。
大切なお嬢様の幸せが末永く続くことを願い、ひな人形もずっとお供できるように、
一生の宝物にしていただきたいと思っていますので、手間暇を惜しまず、京ひな人形づくりに全身全霊を傾けています。
販売するだけでなく、「工房」ですので、実際に作っているところをご覧頂くことができますし、
あらゆるご質問にも人形司の私がその場で、お応えさせて頂きます。
また、お客様のお気に入りの生地・色・柄で、特別に「わたしだけのおひなさん」をお作りすることも出来ます。
お気軽にご相談ください。
一生懸命作ったおひなさんですから、愛情を持って大切にしてくださる方に買っていただきたいと思います。
私たちにとっては娘を嫁がせる気持ちで、お客様にお届けしています。
ひな人形なら何でもいいという方や、安ければいいという方、また高いものならいいだろうと、
人形そのものを見ようとなさらない方は他所のお店に行かれることをおすすめします。
子供さんやお孫さんの幸せを願って、一生懸命おひなさんを探されているお客様のために、
全力でお手伝いさせていただくことが私たちの最高の喜びです。
いつまでも毎年飾っていただきたいから、ぜひ何度でも納得いくまでお越し頂いて、
あなただけのお気に入りのおひな様を選んでください!
毎年たくさんのお客さまから、楽しそうなひな祭りのお写真を送って頂いております。
この仕事をしていて本当に良かったと思える瞬間です。
ここで頂いたお手紙をご紹介させていただきます。皆さん本当にありがとうございます。
先代の槙野巧雲(義父)に師事して25年。
先代は根っからの職人気質の人だったので、手取り足取り教えてもらうということは全くありませんでした。
ひたすら見よう見まねで少しでも先代に近づきたいという思いから、毎日精進して、今日まで来ました。
まだまだ追いつけたとは言えませんが、京ひな人形に対する思いは負けないつもりです。
クリスマスやバレンタインといった外国生まれのイベントが盛んになる中で、
ひなまつりをはじめとする日本の伝統行事は年々寂しくなっているような気がします。
これは、私たちひな人形を作ったり売ったりしている側にも責任があると思います。
単なる形式的なものではなく、ひな人形の飾り付けやお祝いを通して親子がふれあう機会であることや、
子供の健やかな成長を願って、みんなの気持ちがこもったおひな様の素晴らしさをもっともっとアピールして、
日本の素晴らしい伝統行事である「ひな祭り」を子孫へと伝えて行きたいと思っています。
お近くに来られましたらぜひ巧人形にお立ち寄り下さいませ。
おひなさんのお話をできるのを楽しみにお待ちしております。

当店のひな人形は京雛人形という京都独特のお人形です。
京都で売られているひな人形の多くが実際には京都で作られてなかったりしますし、
昔からの丁寧な技法で作られているおひなさんはごく僅かです。
私たちは京都西陣の地で、あえて頑なに昔ながらの技法にこだわっています。
当工房で製作したおひなさんしか販売しておりませんので、おひな様の組み合わせを変えることや、
オリジナルのひな人形をお作りすることもできます(お時間を頂戴します)ので、お気軽にお申し付け下さい。
私たちは、ひな人形は「女の子の一生の宝物」と考えていますので、見えない部分から、
こだわり抜いて手作りしています。こだわりの一部を紹介させて頂きます。
【胴】
一般的には雛人形(親王)の芯材に使われる胴はわら胴を使っていますが、 当工房ではさらに桐胴も用いていますので防虫効果があり、いつまでも変わらず美しい形を保つことが出来ます。
【仕立て】
生地を和紙で裏打ちをした後一枚一枚裁断し、それをもう一度のり打ちして糸の始末をしています。
【六枚はぎ仕立て】
姫の裳袴を持ち上げると表衣と重衣が、本物の着物と全く同じ様に6枚のパーツに別れています。 普及品の場合は全然縫っていなかったり、三枚仕立てになっています。 6枚縫い合わせることにより仕上がりの質感・曲線美が全く違います。
【重ね】
女雛の十二単衣の重ねは、特別な技法により一枚ずつ寸法を変えて段重ねになっていますので、 従来の全て同じ大きさの重ねに比べて大変な技術と労力を要しますが、 微妙なグラデーションのきれいさをより際立たせて、十二単衣の美しさを最大限に生かせる仕立てになっており、 たくみ人形独自の仕様です。
【髪】
一般に売られているほとんどのおひなさんは、髪の毛にナイロン糸を使っていますが、 当工房では全てのおひなさんの髪の毛にスガ糸(特別に染めた細い正絹の糸)を用いていますので、自然な色つやがあります。 たくみ人形のかわいいおひなさんを是非お店でご覧頂きたく存じます。
皆さんは、ひな人形のお顔はどれも同じと思われていませんか?
当店の卸売り部門の展示会でも、その年の流行があります。
またお顔を専門に作る頭師によっても表情が違います。
大切なお子様の一生のおつきあいになるひな人形だからこそ、お顔にはこだわっていただきたいと思います。
たくみ人形では、現代的なお顔や伝統的なお顔など、お顔のいいものばかり選りすぐっておりますので、
気にいったお顔が見つけていただけると思います。

ひな人形を選ばれるのはお母様が多いのですが、実際にお金を出されるのはおじいさまやおばあさまが多いようです。
もちろん、可愛いお孫さんのためのプレゼントですから見返りを求める方はおられないと思いますが、感謝の気持ちをカタチにできたら、おじいさまやおばあさまに喜んでいただけるのではと考えたのが「お客様がご注文されたおひな様と同じ生地でつくるにおい袋」です。
ひとつづつ手作りしているひな人形工房だからこそ作れる「におい袋」なら、いつでも身近においていただくことができますし「◯◯ちゃんに贈ったおひなさまは、こんなんやったなぁ」と思い出していただけるのではないでしょうか。
離れた場所にお住まいの場合なら、なおのこと喜んでいただけるのではと思います。
感謝の気持ちを伝える「におい袋」ですから、私たちも心を込めて作らせていただきます。
余ったハギレで作るのではなく、生地の柄が一番きれいにでるように工夫したり、シルエットにもこだわったりと、ひな人形作りと変わりません。
「匂い袋」を通して、家族のこころを繋ぐお手伝いが出来れば、私たちにとっても無上の喜びです。
ぜひご利用くださいませ。
※におい袋のみはご購入いただけません。おひな様をご購入の際、お声がけ下さい。
1.アフターサービスはどうなりますか?
当工房でお求めいただいたおひなさまには保証期限は一切設けておりません。いつまでも責任を持ってみさせていただきます。
又、お顔紙の交換や簡単な手直し等、お持ちいただきましたらいつでもさせていただきます。(一部実費を頂戴する場合もございます)
ほんとうは定期的に診させていただいて保管状態等のアドバイスをさせていただけるとうれしいです。
2.おひなさまの入る箱はどんな大きさですか?又、その材質はどんなものですか?
おひなさまお二人の入る箱は、大体30~40cm四方位の紙箱です。(但し別売で桐箱もご用意しております)
その他、屏風・お道具・お花などの入るお箱がそれぞれ別になり、コンパクトに収納していただけます。
3.仕舞い方は、どうすればいいのですか?
ドラッグストアや薬局に人形用の防虫剤(無臭タイプ)が売られていますので、適量を入れてほこりを丁寧に払い、お天気の良い乾燥した日にお仕舞いください。
ただし、プラスチック製品の使われているお人形の場合、プラスチックを傷めてしまう防虫剤があるので注意が必要です。
なお、当工房のおひなさまにはプラスチック製品は一切使用しておりませんので、ご安心してお仕舞い頂けます。
4.二人目の女の子が産まれたら、やっぱりおひなさまを買うのですか?
おひなさまの起源は平安時代の厄払い、流しびなです。ですから、おひなさまはお子様が元気に健やかに成長されるためのお守りです。
それぞれのお子様に一つのおひなさまが昔からの習わしです。
5.たくみ人形ではお顔も作ってるんですか?
京都のおひなさまは全て分業になっています。当工房は、着付司です。その他、頭司、髪付師、手足師など、それぞれ専門に作る職人がいます。
頭・手足・小道具などが着付師のところに集まり、一体のお人形に仕上ります。
6.展示品のおひなさまが届けられるのですか?
当工房では、展示品のおひなさまや、倉庫から出してきたままのおひなさまをお届けすることはありません。ご注文いただいたお客様のために心を込めてお作り致します。
極端な話お衣装柄の出し方まで、お客様のご要望通りにさせていただく場合もあります。(一部、ご要望にお応えできない場合もございます)
7.地方発送はできますか?
もちろんさせていただけます。もし、ご希望のお届け日がございましたら、なるべくお早めのご注文をお願い致します。
最初におひな様を飾る部屋と場所を決めます。
直接、日光があたらない落ちついた場所をおすすめします。
そしてそのスペースの間口や奥行きや、家具の配置・大きさなどから、
おひな様の大きさを選びます。
最初におひな様を飾る部屋と場所を決めます。
おひな様といっても、飾り方はいろいろあります。
伝統的な15人七段飾り、親王と三人官女の三段飾り、シンプルな親王飾りなどの中から
お好きなものを選んでください。
飾り方のタイプによっても違いますし、おひな様に使われている素材や
技術などによっても違ってきます。
リーズナブルなものでしたら10万円代から、平均的には、20万円から35万円ぐらいのもの、
高めのものでしたら50万円ぐらいのものをお買い求めになられる方が多いようです。
お人形は顔が命です。どれも、ふっくらやさしいお顔ですが、
お人形によって微妙にお顔は違います。
お顔は好みですが、いろんな角度からじっくりお顔を眺めて選んでください。
1 年のうちの限られた期間しか飾られないおひな様は収納のしやすさもポイントとなります。
毛氈飾りよりも、ガラスケース付きひな人形の方が収納スペースがいらないと
思われている方もおられますが、一番スペースを取らないのが毛氈飾りなんです。
パーツごとに箱に入れてしまえば、思ったより小さくなります。
しまい方や保存方法、収納時の箱の大きさや個数なども確認しておくと良いでしょう。
その場限りで商品を売ってしまう安売り店はお人形の知識も少ないですし、
アフターサービスもないお店では、信用もおけません。
一年を通して、お店を開いている人形専門店で、お人形に関する説明をきちんとしてくれる
お店でお買い求めになってください。
小さな人形工房ですが、1階では実際にお人形を制作している工房、2階にショールームを
ご用意しています。工房の見学はもちろん、お人形についての説明・ご相談も承りますので、
お気軽に見学にいらしてください。心よりお待ちしております。
2階がショールームになっています。
実際にお部屋に置いた時の雰囲気がわかるように、ぼんぼりに灯りをつけたり、
お香や静かな音楽を流してリラックスした雰囲気の中で、
ゆっくりご覧いただけるよう心がけています。
気に入ってお求めいただきたいので、お客様について回るような販売はいたしません。
何か、ご質問がありましたらお気軽に声をかけてください。
お人形についてもっと知っていただけたら、興味を持って見ていただけると思います。
ガレージは下記以外にもご用意しておりますのでお電話していただくか、
お店のスタッフに声をおかけ下さい。
会社名 |
有限会社 たくみ人形 |
住所 |
〒602-8475 京都市上京区千本通五辻上ル牡丹鉾町552-3 |
代表取締役 |
岡田 次雄 |
電話 |
075-441-8333 |
FAX |
075-441-8334 |
Eメール |
info@takumi-ningyo.com |
創業 |
昭和4年、京人形の制作を始める。 |