工房便り

西陣からの便り
2013年12月04日

最近 ブログにちょっと難しいことばっかり書いてますけど、

 「お人形屋さんがなかなか教えてくれへん、お人形の見方の話」

ですからねぇ~  ちゃんと読んでくださいよぅ~ 笑

シリーズ 其の四・・・

「三人官女と 立雛を見れば、人形師の腕がわかる!」

って、どういうこと。。。??

人形の立ち姿は、それだけ
バランスをとって制作するのが難しいし、
味わいを表現するのが難しい!ということです。

座ってる親王のお二人に比べたら、
あんまり目立たへん存在かもしれませんけど、、
実は 人形師の美意識と技が 一番試されるんですねflair

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例えば、この白い三人官女の足のフォルム、
立ってる足のラインがきれいに出てるでしょ!

三人がお話ししてるかのような 趣があります。

これらは、大量生産の三人官女には、絶対真似出来ひん
技の見せ所の一つなんです。

こういう細かなこだわりの集大成が、お人形の醸し出す空気となって
現れるということです。

わかりますかぁ~~??

なんか、「わかりますかぁ~~??」 シリーズみたいに
なってますけど・・・笑

「難しいて、わからへん!」 と思ってる あ・な・た・・・

ご来店いただいたら、詳しくご説明させていただきましょう~
お人形について、わたしに語らせたら、止まりませんよぅ~~笑

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願いのままにかたちをつくる「お誂え専門の京ひな人形工房」です。私たちはおひとりおひとりのお客さまの想いをお聞きしてから、お雛さまをつくり始めます。
どんな願いを込めたものにしたいのか、どんな想いがそこにあるのか。京都西陣にある、昔ながらのひな人形工房に、お客さまの声をどうぞお聞かせください。