西陣からの便り

木目込みの雛人形と衣装着の雛人形の違い。

あといくつ寝るとお正月~(^^♪
平成最後の年の暮れもあと4日となりました。

大掃除を始められてるお家も多いのではないでしょうか?
最近は、業者さんにお願いしてる人多いですねえ~

さて、女将の直伝シリーズも回を重ねて参りました。
其の七・・・「木目込みと衣装着の雛人形の違い」について。

 

衣装着

  [弊店のお雛さま、たくみの京雛]

弊店が工房で制作する「京雛」は京都の「伝統的工芸品」に指定されています。

木目込みは「江戸木目込み」といって関東の「伝統的工芸品」です。

大きな違いはその製法です。

弊店の京雛は、、、
①桐の木を使って芯になる胴体を作る=胴組み
②裂地を選び、柄がきっちり合うよう型紙を当て裁断する=裂地の裁断
③裁断した裂地に和紙で裏打ちして(袋張り)約300くらいある衣装の細かい部分を仕立てていく。
④胴体に綿を巻いたり木毛(もくめん)を詰めて肉付けする。
⑤そこに仕立てた衣装を一枚づつ着せ付けていく。
⑥さらに指の入らないわずかな隙間にまで綿や木毛を入れて造形美を微調整する。
⑦着せ付けが終わると、開いたままの腕を腕折り(かいなおり)し、
 槙野巧雲独自の佇まいの美しいお雛さまが出来上がる。
⑥お顔、手足、小道具をつける。
⑥お姫さまは十二単衣、お殿さまは衣冠束帯の衣装を身に付けている。

木目込みの雛人形は、、、
①木の粉を糊と混ぜ合わせて型を作る。
②できた型に切り込みの線を入れる。
③切り込んだ線に生地をはさみ込んでいく。(木目込んでいく)
④お顔、手足をつける。
⑤お姫さまお殿さま共に、平面的な生地を貼り付けたような衣装になっている。

木目込みの人形は製作キットが売られています。
素人の方でも比較的簡単にできるので、趣味で作ってはる方もたくさんいはります。
教室もあったりしますしね、、、
結構短時間で製作できるので大量生産がしやすいという特徴もあります。

衣装着の雛人形は十二単にみられる、重ね着のお衣裳が特徴的です。

製法が全く違うので雛人形選びの参考にしてくださいね!

 

 

 

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人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

 

子育て中のパパとママへ。

朝日新聞の本誌の中に、

「ひととき」という、読者投稿のできる

欄があります。

そこに、今から10年程前に島根県のある

読者の方からの投稿が掲載されました。

「旅立つ息子へ」という題でした。

ちょうど、うちの息子も、就職して東京へ行く

ことがもうわかっていた時期だったので、

ふと、その題名に心惹かれて

読み始めました。

大学を卒業して、社会人になる息子さん

への深い思いが、素晴らしい文章で

綴られていました。

その中に、

「子育てってたったの18年なのだ。・・・(略)

もう一緒に暮らすことはないだろう。」

と書かれていました。


この一文を読んだ時、ハッ!としました。

それと同時に、涙があふれてきました。

本当にその通りなんです。


人生80年として、そのうち子育てできる期間って

たった18年そこそこなんです。

無我夢中で子育し、その時は余裕がなくて

気がつかへんのですけど、

あっという間に、親の手元から飛び立って

行くのです。

今子育て真っ最中のお父さん、お母さん・・・

この短い時間を大切にして下さいね!


私は今も、この方の投稿を切り抜いて

大切にしまっています。

読み返す度に、やっぱり涙があふれて

きます、、、

 

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

北野天満宮さんの大福梅。

わたしは大抵いつも、

京都生協コープ衣笠にお買い物に

行きます。

12月になると、毎年一斉にお正月用品が

お店に並び始め、気ぜわしいなります。

白味噌、ごまめ、黒豆やら、おこぶ・・・

ひな人形屋にとって、お正月はないに

等しいて、ゆっくり、のんびりはできひんの

ですけど、元旦だけは家族みんなで

お祝いします。

その時に、ないとあかんのが、「大福茶」・・・

初茶に小梅と結び昆布を入れて、元旦の

朝いただくと、長寿幸福を招くとされ、

京都では昔からず~っと続いてる

風習です。

北野の天神さんでは、境内の梅の木

からとった梅を土用干しした「大福梅」

が、毎年、事始めの12月13日から

授与されます。

いっぺん、もらいに行ってみはったら

どうですかぁ?

ご利益ありそう!ですもんねぇ・・・

 

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

雛人形に飾る、左近の桜・右近の橘。

今日は朝からおひさまが出ていましたが

お昼からはまた、曇ってきました。

京都特有の北山しぐれ。

晴れてたと思ったら急に小雨が降り出す、典型的な冬の空です。


おひなさまのお飾りに左近の桜、右近の橘が

ありますが、これは京都御所の紫宸殿の中庭にある

桜と橘のお花を模したものです。

建物から見て左に佐近衛府(さこんえふ)、右に

右近衛府(うこんえふ)という武官が並ぶことに由来

してるらしいです。

794年の平安遷都の際には桜ではなく、梅だったらしく、

仁明天皇の時代に桜にかえられたらしいですよ。

知らんかったわ~^^

形や香りの優れた桜だけが選ばれて

守り育てられていくんです。


ちなみに東京の皇居の中庭には桜と橘ではなく

白梅が1本、紅梅が5本植えられてるそうです。

知らんかったわ~^^

又一つ賢うなりました!!

 

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

母のデータ力

先代と母がまだ現役で工房にいた頃、接客は主に

母の担当でした。

お客様のお顔とお名前、ご注文いただいた

おひなさまを全部覚えていて、

後にご来店いただいた時にも、すぐに

「あぁ~OO様ですね・・・OOにお届けさせていただき

ましたねぇ」

などと即座に頭の中のデータを取り出さはるので、

お客様からの信頼は絶大でした。

それに比べてわたしは、なかなかお顔とお名前が

一致しいひんし、物覚えが悪いのか、お尻が青いのか、

まだまだ母には追いつけへんなぁ~とつくづく思います。

うちでおひなさまをご注文いただいたお客様とは

感性が合うというか、価値観が合うというか、

「心が通い合う」んやと今年もやっぱりあらためて

そう思います。

せっかくいただいたご縁なんやし、末永い

お付き合いをさせていただけるように、

心しんと罰があたりますねぇ

母を見習わんとあかん・・・

 

 

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

京都 高島屋の仙太郎。

今日は、寒いですねぇ~、もう事始めです。

本格的な冬が とうとうやってきました。

こんな寒い日は、こたつに入って

お饅頭でも食べてほっこりするのが

一番し・あ・わ・せ!・・・


ということで、

わたしはさっきから 、昨日京都 高島屋の仙太郎で買うてきた

栗蒸し羊羹と柚子巻きを食べて

しあわせをかみしめてたところです。


あぁ~ほっこりするわぁ~~~^^


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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

お客さまと一緒にHAPPYになる!

わたしはいつもお客様と接する時に

心がけていることがあります。

それは、もし、わたしがお客さんなら

どうしてほしいのか・・・

ということです。

こんな経験ありませんか?


・・・店員さんが、見てる後からかたずけていく。

・・・いろいろ聞きたいことがあるのに

   面倒臭そうに適当にあしらわれる。

・・・いつまで迷ってんの?

   みたいな態度をされる。

・・・店員さん同士でめちゃくちゃ盛り上がった

   はってお客さん全く無視のお店。

・・・そうかと思えばゆっくり見たいのに

   しつこくつきまとって来る。

・・・買わないとわかるやいなや、急に

   不機嫌になってあからさまに態度に出された。


どれもこれも 気分が悪いですよね~~


たとえば、きれいなお店を見つけたら

買わへんでも入ってみたいし、

そのお品のこと、いっぱい知りたいし、

プレゼントする相手さんのこと

思い浮かべて、あの方やったら

一番何喜んでくれはるやろかと

思えば思うほど迷ってしまうし・・・


そういう時、わたしならどうしてほしいやろか?

ということをいつも考えてお客様と

接するよう、心がけてます。

まだまだ、至らへんことだらけやと

思いますけど、そういう思いだけは

絶対負けへんつもりです。


気持ちのいい、元気な挨拶で

お客様をお迎えする!のも大事ですよね。


お客様によろこんでいただくとめちゃくちゃ

うれしいし、その日は一日中、

なんかしあわせ~~~な気持ちになって

ハッピーですもん!!

 

 

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

 

 

雛人形作りの道具。

わたしらは 毎日ごくごく普通に当たり前に

使うてる道具ですけど 一般のお客様が見はったら

「これ何に使うの?」

て言う道具もいっぱいあります。

 

Photo

アルコールランプ。

衣裳を着せ付けたら頭をつける前に

「毛焼き」をします。

毛焼きというのは、

裂地の毛羽立ちをはさみで切るんではなく、

ちょっとずつ焼いていくんです。

アルコールランプの炎がちょうどええ強さやと

思います。

そやけどすごい神経を使う瞬間なんです。

油断したら 焦げてしまいますし・・・

主人が毛焼きしてる時に話しかけたら、

怒られますもん!!

中には全く毛焼きしはらへんかったり、

ライターの火でしはったりするお店もあるみたいです。


アルコールランプ・・・主張は控えめやけど、

実は大事な道具の一つなんですよぉ~

 

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

 

雛人形作りのMy道具。

今日は 道具たちをご紹介します!!

103_0350_2 

いろんな種類の棒や竹べらが並んでいます。

おひなさまの衣裳を着せ付ける時 何せ細かい

作業になりますから 手の入らへん 小さい隙間に

木毛(もくめんともいいます)や綿を詰めるのに

使うたり、形付けたりするのに使うたりします。


先代が引退するときに

「これ使いやすいさかい、あげるわ!」

言うて 譲り受けた、年季の入ったもんもあります。


ただの棒や、へらに見えますけど、

実は 使いやすいように 手になじむように

微妙に削っては調整するんですよ!!


そやさかい、手に合う角度とか太さが

みんな違うんです。



実はすぐれもんの「棒たち」なんです!!


もし失くしたら、又作ったらええやんか!と

思わはるかもしれませんけど、そう簡単には

手になじまへんので、「my棒」は大事な「ai棒(相棒)」

なんですよ!(うまい!座布団1ま~い)笑

 

 おやじギャグですんません^^;

 

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

リアル雛人形で笑って楽しく!

前日までの雨も上がり、「福福会 暮れの笑い上戸編」
を開催することができました。

会場のちおん舎さんが素敵すぎるぅ~~

ちおん舎2

ちおん舎3

受付

先ず、私のトーク
「雛人形と笑い上戸、ひいな遊びーお正月編ーについて」。

今回の「看板娘看板笑い上戸さん」のご紹介。

「平成最後のお正月、笑い上戸と縁起物を飾って笑って福を呼びこもう。」
というゆるゆるまったりした福福会。


看板上戸


「サラリーマン狂言」で話題沸騰中の河田全休さんの狂言は、
‘‘笑い上戸と狂言の初コラボ”
ということで今回書き下ろして下さった初演目
をご披露くださいました。

笑い上戸になりきっての大熱演。。。

河田さん2

その後、龍笛奏者水谷真介さんの登場。

水谷さんはいつも自己紹介する時、
わかりやすく「雛人形の五人囃子です。」
と言うたはるそうで、
今回の依頼を聞いた時「ついに五人囃子のオファーが来たぁ」
と驚かはったということです。

最近は住宅事情や飾ったり仕舞ったりが面倒、
という理由ですっかり登場する機会のなくなった五人囃子。
で、昨日は特別に漫談もご披露くださいました。

題して「リストラされた五人囃子」。
うけるぅ~~!!

水谷さん

思わずぷっ!と吹き出す笑い、そう来ましたか、、、
という笑いで参加者の心をわしづかみ。。。

最後にワークショップ。
狂言の笑い、泣き、怒りの型をみんなでやって大盛り上がり。

泣きの型

雛段の前で15人の雛人形とリアル笑い上戸、五人囃子との
記念撮影。

これは実にレアな画像ですよ、皆さん。。。笑

五人囃子

最近家族や周りの人たちとの関係性が
どんどん希薄になっていると感じています。

うちでお雛さまをお作りさせていただいたお客さまから
お写真やおたたかいお手紙をいただくんですが、
皆さんとっても幸せそう、福福しい笑顔なんです。

福福会では、季節の移ろいを大切な人とお祝いしたり、
人が集まって笑って福々しい笑顔になる機会を
もっともっと作っていこうと思っています。

次回のご参加お待ちしています!

 

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雛人形 五月人形は京都 西陣 たくみ人形