工房便り

西陣からの便り
2007年08月01日

早起きして、滋賀県草津の烏丸半島に

行ってきました。

ちょうどこの時期、ハスの群生が見頃で

遠方からもたくさんの人が来たはりました。

観賞用に栽培されてるのとちごて、

自然のままのハスの群生を、ちょっと

ひと足延ばしただけで見られるのは、

幸せなことです!

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風が吹くと、大きい葉っぱがいっせいに

ゆさ~っとゆれてまさに壮観でした!

花は、午後になると閉じて

又朝早く、開くそうです。

お隣のみずの森で、「象鼻杯」(ぞうびはい)

をしたはりました。

テレビなどで見たことはありますけど、

実際には初めてです。

さっそく体験・・・・

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ハスの葉っぱにお酒を注ぎ、

茎を持ってお酒を飲む様が象の鼻

に似ているから象鼻杯というそうです。

古代の中国では、暑気払いに

こうしてお酒を飲んだはったらしいです。

奥の深い文化の香りがしますよねぇ・・・

おひなまつりも、もとは、

上巳の節句(じょうしのせっく)

に厄を祓う古代中国のならわしが

日本に伝わり、文化として広まって

いったものです。

もともと中国から伝わってきて

日本の文化として定着してることって

いっぱいありますよねぇ・・・・・

今日は、また1つ、賢うなった一日

でした!

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

西陣からの便り
2007年07月25日

今日も朝から暑いです。

いつものウォーキングコースで、

梅を土用干ししたはるおうちを

見つけました。

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土用干しすると、色つやが良くなる

だけじゃなく、皮の柔らかさが微妙に

ええころあいになるそうです。

こういう光景を目の当たりにすると、

伝えていかなあかん季節の情景て、

まだまだいっぱいあるなぁ・・・と思います。

よく、「夏の間、ひな人形やさんて

何したはんの?」て聞いてくれはるん

ですけど、春も夏も秋も冬も、

ずーっと一年中お雛さん作ってます。

今は、6月にしました新作展示会でもろた注文

にそって、順番におつくりさしてもろてるところ

です。

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  「和紙を貼って袋貼りしています」

11月位にはお納めできるよう、

夏場もこつこつ作業するんですよ!

そのうち、工房内が

おひなさんでいっぱいになります。

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

西陣からの便り
2007年07月19日

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いつもお世話になっている、谷村さんの初個展に行ってきました。

うちのおひなさんや、いちまさんの絵を描いてもらっています。

ついこないだ、美術展にも入選されたばかり・・・

繊細ですごくきれいな色使いをされます。

本業は公園設計や造園のお仕事ですが、その傍ら

水彩画、書道、WEB作成もこなす、実に多芸多才な方です。

いつかきっと、大画伯にならはる!と、ずっと応援しています。

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おひなさんといちまさん

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祇園祭

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昭和美術会展 入選作品「巡行前」

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「広沢の池」100_0787

谷村ワールドに浸ってきました!ありがとう~

これからもよろしくお願いします。

個展の帰り、祇園祭に行きました。実に18年ぶり・・・

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京都に住んでると、なかなか行けへんもんです。 

すごい人やろな~の予想どうり、満員電車なみの混雑でした。

祇園祭は「屏風祭」といわれるように,各鉾町の旧家などで代々伝わる

屏風や骨董,書画などを公開してくれはります。

じっくり、ゆっくりみせてもらいたかったけど、

なんせ、人、人、人・・・に押されて身動きできず。

それでも、前からずっといっぺん行きたかった

「杉本家住宅」に行かしてもろてきました。

「杉本家住宅」前100_0836

中に入ると、そこだけ時が止まったような、昔のままの

しつらえと、街中とは思えない静寂に、

時間を忘れて浸らせてもろてきました。

やっぱりほんまもんはええな~

全てのもの、すべての事に謂れがある、

これぞまさに京都!ですね~

この日は、いっぱいええもん見せてもろて

すっごく有意義な一日になりました。

けど、疲れたわあ~

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

願いのままにかたちをつくる「お誂え専門の京ひな人形工房」です。私たちはおひとりおひとりのお客さまの想いをお聞きしてから、お雛さまをつくり始めます。
どんな願いを込めたものにしたいのか、どんな想いがそこにあるのか。京都西陣にある、昔ながらのひな人形工房に、お客さまの声をどうぞお聞かせください。