工房便り

西陣からの便り
2017年10月01日

今年1月から始まった女将の直伝シリーズ。

「始まっただけで続いてへんやん!」というツッコミを頂きそうですが、

はい、はっきり言うてサボってました!

サボりのわたし、反省。。。

でも、お任せください! 

気合を入れなおして今日から始まる再開する女将の直伝シリーズ其のⅡ・・・「雛祭りの歴史」。

これね、お客様によくご質問いただくんですよ、実は。。。

何で、雛祭りをするの??

何となくわかってるような、わかってないような感じ?

なんでしょうね、きっと。

おかみが責任を持ってお教えいたしましょう~

順を追って行きますよ・・・

① 雛まつりは、古代中国の旧暦三月の最初の巳の日に 

  水辺に出て穢れや災いを祓う行事が起源と考えられている。

② それが日本でも「上巳(じょうし)の節句」として

  三月三日に行われるようになり、

  平安時代には宮廷の年中行事として定着した。

③ 又、民俗信仰として、息を吹きかけたり肌身にすりつけて

  自分の罪や穢れを人形(ひとがた)に移し、

  川に流す風習も古代からあった。

④ これとは別に「源氏物語」などの文学作品では

  幼い子供たちの遊びに使った人形を「ひいな」と呼んでいる。

まとめ:これら四つの風習が三月三日に雛人形を飾って

    子供の健やかな成長を祈る行事=雛祭りになった、

    と考えられています。

    江戸時代になると次第に雛祭りが盛んになっていきました。

    現在見られるような雛祭りの形式は、江戸時代の初期に

    できた、ということです。

どうです、完璧でしょう~、、、

ええ~っ!まだわかったようなわからんような顔してるの誰ですか~笑

女将の直伝シリーズ其のⅡ・・・「雛祭りの歴史」。

本日の講義はここまでです。

まだわからん方は、補習もいたしますよ!笑

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

願いのままにかたちをつくる「お誂え専門の京ひな人形工房」です。私たちはおひとりおひとりのお客さまの想いをお聞きしてから、お雛さまをつくり始めます。
どんな願いを込めたものにしたいのか、どんな想いがそこにあるのか。京都西陣にある、昔ながらのひな人形工房に、お客さまの声をどうぞお聞かせください。