工房便り

西陣からの便り
2018年11月25日

今日の京都は朝から曇り空。
いつ雨が降り出してもおかしくない空模様です。

さて今日は、工房の近くの、ガイドブックに

載っていない(と思います笑)お寺の

ご紹介です。

千本今出川の交差点をちょっと西に行った

所に「浄土院」というお寺が目立たず、

ほんとにひっそりたたずんでいます。

このお寺、御本尊の阿弥陀如来像が

重要文化財という実に由緒正しい

お寺なんですけど、その通称が

変わっていて、「湯たくさん茶くれん寺」

というんです。

なんで???

と思うでしょ?

実は、「北野大茶会」に向かう途中に

このお寺に立ち寄った豊臣秀吉が

茶を所望しはったんですけど、住職さんは

「わたしなんかのお点前でお茶を出すなんて

めっそうもない」と、

井戸の名水を沸かした白湯(さゆ)ばかり

出さはったらしいんです。

待てど暮らせど、湯ばっかり・・・

湯たくさんで茶くれへん・・・

湯たくさん茶くれん・・・

湯たくさん茶くれん寺・・・

バンザ~イ!バンザ~イ笑

となったという事です。

今もその井戸は残っているらしいですよ!

いや~歴史っておもしろいですなぁ。。。

というわけで、ガイドブックに

載っていない(はずの)お話でした笑

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

願いのままにかたちをつくる「お誂え専門の京ひな人形工房」です。私たちはおひとりおひとりのお客さまの想いをお聞きしてから、お雛さまをつくり始めます。
どんな願いを込めたものにしたいのか、どんな想いがそこにあるのか。京都西陣にある、昔ながらのひな人形工房に、お客さまの声をどうぞお聞かせください。