「ありがとう!」を形に。。。
2018年01月28日

「ありがとう!」を形に。。。

あぁ~いそがし、あぁ~いそがし!

おかげさまで、あんまり忙しいて、ブログの更新も

できひんかったわ~(決して言い訳ではありません笑)

すっかりご無沙汰してしまいました。

久しぶりのブログです。

暖冬予想とは裏腹に、寒さがこたえる冬らしい冬ですねぇ~

暖房いうたら、火鉢か「練炭のおこた」しかあらへんかった

子供の頃は、今から思えば極寒やったわけで、

そう思えば「こんな寒さくらい、たいしたことないわ!」

と言いたいところですがやっぱり寒い!

「は~るよ来い、は~やく来い」

さて、今年もたくさんのお客様にご来店いただき、

あったか~いご家族の絆をたくさん拝見し、

幸せのおすそ分けをいただいています。

ありがたいことです。

お客様と心が通い合うのは、ほんまに気持ちのええもんです。

このお仕事やっててよかったぁ~としみじみ

思う毎日です。

ホームページでご案内しています「ご注文された

おひなさまと同じ裂地で作るにおい袋」・・・

こんなに可愛くできました。

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T様にご注文いただいたおひなさまと一緒に、

お届けさせていただきました。

お雛様同様、文様の一番きれいなところを

お出ししています。

何べん見てもほんまにかわいいわぁ~

(自画自賛笑)

おそらく感謝の気持ちを込めてご両親様に

プレゼントされるんやと思います。

喜んでいただけたらうれしいな・・・

おひなさまを通して、ご家族の絆を深めていただく

お手伝いができるんはほんまにうれしいことです!!

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

雛人形の歴史
2018年01月22日

雛人形の歴史

雛人形の歴史

ひな人形の歴史を遡ることで昔の人たちの知恵と祈りの形が
よくわかります。

形代(かたしろ)

「形代」(かたしろ)は人の身代わりとされました。
三月の上巳の節句に、この形代で体を撫でて、けがれや禍いを人形(ひとがた)に移し
川や海に流して子どもの健やかな成長を祈りました。

「形代」(かたしろ)は、古代からのものです。
縄文時代の土偶、弥生年間の人面土器、古墳時代の埴輪などからも推測することが出来ます。
古代では祓以外にも、呪術的な要素も強かったのではないかと言われています。

流してしまうのですから、素材も簡素なものでした。

現代の「形代」(かたしろ)

全国の神社で「大祓」と呼ばれる行事があります。
罪や過ち、心身のけがれを祓い清めるための行事です。

「古事記」や「延喜式」にも記されており、古くから行われていたことが解ります。
 6月は「夏越しの大祓」12月は「年越しの大祓」と呼ばれています。

「大祓」(おはらえ)では「撫で物」(なでもの)とも呼ばれる紙でできた「形代」(かたしろ)に、
名前や年齢を書き、身体をなでて息を吹きかけ自分の罪やけがれを移し海や川に流したり
神社に奉納したりするのです。

「形代」(かたしろ)としての人形

「流し雛」などはその名残と言われています。 
京都でも下鴨神社などで編んだ藁に載せた雛人形「さんだわら」を
境内に流れる御手洗川に流し子どもたちの無病息災を願う神事が行われます。

天児(あまがつ)

天児(あまがつ)は幼児の枕元に置いて
子どもの病気や災厄をはらい、無事な成長を祈るものでした。

30センチくらいの二本の竹の棒を束ねて人形の両手として、
さらにTの字形になるように別の竹を横に組合わせます。
その上に白い絹の布で作った丸い頭を取り付けます。
それに簡単な衣裳を着せて魔除けのお守りとしたのです。   

赤ちゃんの産着などを着せて、
形代(かたしろ)の役目も果たしたようです。

這子(ほうこ)

這子(ほうこ)は、上巳の節句に贈られた人形で、
子どもの枕元におかれ神聖なものとして
3歳になるまでお守りとして持たせるなどの風習も生まれました。

幼児のおもちゃとしても愛用されていたと思われます。
ぬいぐるみの原型とも言われるように、白絹に綿を詰めてつくりました。
這うようなデザインから這子(ほうこ)の名称がついたのでしょうか?

這子(ほうこ)は現在にも伝えられています。
飛騨高山の「猿ぼぼ」は赤い布に綿をつめ、
丸い頭をつけたもので目鼻は描かれていません。
子どもの災厄を祓う這子(ほうこ)が次第に変化して郷土玩具となりました。

立雛

天児(あまがつ)を男雛
這子(ほうこ)を女雛として一対としたものが、
立雛の原型とも言われています。

ひひな

天児(あまがつ)や這子(ほうこ)から派生した「ひいな遊び」のお人形というものがありました。
「源氏物語」に貴族の女の子が「ひいな遊び」をしている風景が登場しています。
「枕草子」にも描かれています。

「ひひな」は童女の遊び道具として存在していました。
「ひとがた」と「ひひな」が結びついて、現在の「お雛さま」が生まれました。

これらの人形は、中世以降になると次第に立派なものとなります。
人形(ひとがた)も「雛人形」として造られるようになり、
江戸時代になると平安時代の宮廷を模した雛壇の雛人形となってゆきました。

雛遊びが雛祭りへと変化してゆくのは、
江戸幕府が3月3日の節日を「五節句」の一つに定めたことと重なります。
時代が進んで3月3日に女の子の幸せを願って人形を飾る風習が広まっていきます。

雛市も盛んになり、市民の間にも浸透していきました。

雛祭りは明治・大正・昭和と経済成長に伴って盛んになってゆきます。
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「腕折り」は、お雛様の形を決める一番大切な決め技。
2018年01月15日

「腕折り」は、お雛様の形を決める一番大切な決め技。

今、工房は、繁忙期の真っ最中。

昨年同様、主人は、修行僧のような面持ち

なりつつあります(笑)
ご注文いただいたおひなさまの衣装の着せ付けが終わり、
最終仕上げである「腕(かいな)折り」を待つおひなさまたち。。。
「腕折り」は、おひなさまの形を決める一番大切な、
一子相伝の「決め技」です。
 <腕折りして隠してしまうのがもったいないほどきれいな文様に、うっとり!>
で、主人の仕事の手をちょっと止めてもろて、写真を撮りました。
もうすぐ、首をなが~くしておひなさまのお輿入れを
お待ちいただいてるお客様のお手元へお届けです。
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思い出作りのお手伝い 
2018年01月15日

思い出作りのお手伝い 

お正月から早や二週間、

昨日の京都は朝起きたら雪が積もっていました。

うちの愛犬ミニチュアシュナウザーのゆずは、温室育ちの箱入り娘。

暖房のきいたお部屋の中が一番好きです。(私と一緒、、、汗)

だれですか、冬眠したい言うてるのは、、、?

(わたしです。。。笑)

そやけど、この時期そんなこと言うてたらあきません。

昨日も、雪やら女子駅伝の交通規制やらにもかかわらず、

たくさんのお客様にご来店いただきました。

お寒い中、赤ちゃんとご一緒のご来店、頭の下がる思いです。

お孫様の幸せを願うご家族の思いは、あったかい慈しみの心。

「お雛さまの到着楽しみに待っています。

よろしくお願いいたします!」

と深々と頭を下げてお礼を言ってくださると、

お客様のご期待をひしひし感じ、身の引き締まる思いがいたします。

心が通い合うって、気持ちのいいものですね!!

今年もたくさんのお客さまに喜んでいただけるよう、

いつまでも心に残る思い出作りのお手伝いが出来たら

うれしく思います!!

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

西陣 今宮神社さんに初詣。
2018年01月03日

西陣 今宮神社さんに初詣。

お正月の二日の日、今年も今宮さんに初詣。

西陣の氏神さんです。

初詣

戌年の大きな絵馬がお出迎え。

2018年、新しい年の始まりです。
2018年01月01日

2018年、新しい年の始まりです。

平成30年、

皆さま、あけましておめでとうございます。

初詣

ご来光です!

あまりの神々しさに、

「今年も一年、家族が健康で暮らせますように。。。」

と、思わず合掌。

毎年思う。

大晦日という日は特別で、年末最後の一日を

一年を振り返る余裕もなく、

出来る限り時間を惜しみながら慌ただしく過ごす。

そして今年も十二坊さんの除夜の鐘に心洗われ、

厳かに新年を迎えることができました。

いつものことがいつも通りに出来るしあわせ。

「今年もたくさんのお客さまの笑顔にお会いできますように、、、」

新年は4日(木)より営業いたします。

ご家族皆さまでのご来店をお待ちしております。

願いのままにかたちをつくる「お誂え専門の京ひな人形工房」です。私たちはおひとりおひとりのお客さまの想いをお聞きしてから、お雛さまをつくり始めます。
どんな願いを込めたものにしたいのか、どんな想いがそこにあるのか。京都西陣にある、昔ながらのひな人形工房に、お客さまの声をどうぞお聞かせください。