祓(はらえ)の道具として人形(ひとがた)がありました。
古代からの民間信仰として人形(ひとがた)に穢れを移して川や海に流し、
災厄を祓うという風習がありました。
その人形(ひとがた)が、天児(あまがつ)の原型です。
お客様と心を通い合わせる幸せ。
このひと月、いろんなことがありました。
何といっても先ず一番は、ほんまに
たんとのお客様にお越しいただいたこと!
お父さんの親心に感動させて
いただいたYさま・・・お届けいただく
道中の雪は 大丈夫でございましたか?
早速お友達をご紹介くださった
Kさま・・・バレンタインデーのチョコレート、
ありがとうございました!
感動してお電話くださったYさま・・・
気に入っていただけて、
何よりでございました。
毎年、たくさんのあったか~いお気持ち
をいただいて、うちのおひなさまが
お輿入れします。
お客様と心が通い合うのは、ほのぼのとして
ほんまに気持ちのええもんです。
そういう方のお宅に上ったうちのおひなさま
は ほんまに幸せやわぁ・・・としみじみ
思います。
なんでうちのお客様はみなさん、
ええ方ばっかりなんやろ・・・?
ありがたいことです!!
ほんまに、みなさんありがとうございました^^
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雛人形とひな祭りの関係
〇季節の節目に邪気をはらう
雛人形の起源は平安時代に遡ります。
昔の日本にはたくさんの節句があり(五節句)、
人々が季節の節目に身の穢れ(けがれ)を払う大切な行事の一つでした。
その中のひとつ、
「上巳の節句」がひな祭りとなったのです。
〇雛祭りと雛人形の関係
ひな祭りというと雛人形ですね、、、
千年以上もの歴史のある雛人形は、日本独自の大切な文化遺産ともいえます。
「源氏物語」に記述のある「ひいなあそび」などからも、
雛人形の歴史を感じます。
〇「上巳の節句」(じょうしのせっく)と桃の節句
桃の節句は「五節句」のひとつの「上巳の節句」(じょうしのせっく)のことです。
古代中国の風習と日本独自の風習が一緒になりました。
「上巳」(じょうし)は、 3月の初めの巳の日をいいます。
この日、水辺に出て穢れを祓うための禊(みそぎ)を行い、
お食事会を催してお祝いをしました。
中国でのこの行事のいわれは、けがれを祓い清める意味合いが強かったようですが、
それが日本独特の祓(はらえ)の思想と結びつきました。
〇雛人形の源流
男女一対にしてまつられる、「雛人形のルーツ」といわれているのが、
「天児(あまがつ)」というお人形です。
天児は、30㎝ほどの竹二本を束ねて胴とし、
さらに別の竹を横に組み合わせて手とし、
絹の丸い頭を付け、目・鼻・口を付けた素朴なお人形です。
その起源は平安時代ともいわれています。
幼児に降りかかる災いや穢(けがれ)を負わせるために
この人形に衣装を着せ、枕元に置きました。
さらに自分の分身として生涯持ち続け、
毎日お供え物をして大切にしたということです。
雛人形は祓(はらえ)の人形、天児(あまがつ)と
「ひいな遊び」のお人形が一緒になったものです。
又、「源氏物語」の中に、
「ひいな遊び」=ままごと遊びをしている風景が登場しています。
この「ひとがた」と「ひいな遊び」が結びついて、
現在の「お雛さま」が生まれました。
川や海に流していた人形(ひとがた)も「雛人形」として造られるようになり、
江戸時代になると、平安時代の宮廷を模した段飾りの雛人形となっていきました。
雛遊びが雛祭りと変化してゆくのは、
江戸幕府が3月3日の節日を「五節句」の一つに定めたことです。
時代と共に3月3日に女の子の幸せと健康を願って人形を飾る
風習がゆきわたってゆきます。
〇桃の節句は五節句のひとつです。
江戸幕府が五節句を定めました。
その後明治6年に廃止されましたが、民間行事として今も定着しています。
季節の食べ物をお供えして天地に感謝したり、邪気を払う日とされています。
・人日の節句・・・1月7日
・桃の節句・・・3月3日
・端午の節句・・・5月5日
・七夕の節句・・・7月7日
・重陽の節句・・・9月9日
旧暦の節句4月になると桃の花が咲くこと、
又、桃は邪気を払う魔除けの木であるから桃の節句と言われています。
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娘を嫁に出す親心!
あともう少しで2月も終わり・・・
今年もたくさんのお客様にお越しいただき
たくさんのおひなさまをお届けさせていただきました。
大安にお届けするために
「ゆうパック」さんが集荷に来てくれはって
一つずつおひなさまが大切にトラックに積み込まれる
のを見ていると胸がじ~んとしてきます。
この気持ち何かに似ている・・・・・あぁ、そうや!
長男が就職して東京に行くとき、主人、私、長女の3人で
新幹線のホームに見送りに行ったときの気持ちや!!
きっと、娘をお嫁入りさせる時も
こんな気持ちなんやろなぁ~~
お客様のお顔とおひなさまが
重なって「大事にしてもらうねんよ!」と
思うばかり・・・
今さっきまでいはったおひなさまが
いはらへんようになった店先は、
がら~んとして、寂しい、寂しい。
それにしても「ゆうパック」さんは両手で抱えて丁寧に
大切に扱うてくれはるし、いつもありがたいです。
雨の日も雪の日も遅くまでありがとうございます!
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大安吉日
今日は 大安。
たくさんのええご縁をいただいて、おひなさまたちが
お手元に届いている頃やと思います。
箱を開けて、おひなさまとご対面する時のワクワクする
気持ち、味おうてくれたはるかなぁ~
喜んでいただけてるかなぁ~
いろんな思いが、お客様のお顔と共に
浮かんできます。
これからしばらくは、おうちの中で
一番の主役を務めさせて
もらわはるんやろなぁ・・・うちのおひなさま!
みなさん、ありがとうございます!!
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雛人形のお供えもの
「どれ位の大きさの台を用意したらいいですか?」
おひなさまをご予約いただいたお客様から
お電話をいただきます。
「エアコンの風が直接当たらない方が
いいですよね。」
「きれいにしてからおひなさまをお迎えしようと
大掃除しました!」
みなさん、おひなさまがお手元に届くまで
それはそれは、首を長くして待ち遠しく
思ってくださっているようです。
そして とびきりの特等席をご用意してくださっている
ようです。
ほんまにありがたいことです!!
心を込めて丁寧にお作りせんことには
ばちが当たります。
さて、毎年この時期になりますと、ぼちぼち
おひなさまのお菓子がお店に並び始めます。
あられ、菱餅、チョコ、三色団子、桜餅、ポン菓子
など、いろんな種類のお菓子が売られてます。
京都では昔から「引きちぎり」とか「ひちぎり」といわれる
生菓子をお供えするお家も多く、うちも
毎年近くの和菓子屋さんにお願いしてます。
阿古屋貝を模してるそうですよ!
女の子の成長を祝うお菓子です。
今年のおひな祭りには、たくみオリジナルの
盛器にひちぎりを載せて「きまり!」
(決して押し売りはしませんのでご安心ください笑)
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