木目込み雛人形と衣装着雛人形の違い

◇木目込みと衣装着の雛人形の違いについて。

衣装着

  [弊店のお雛さま、たくみの京雛]

弊店が制作する「京雛」は
京都の「伝統的工芸品」に指定されています。

木目込みは「江戸木目込み」といって
関東の「伝統的工芸品」です。

大きな違いはその製法です。

弊店の京雛は、、、
①桐の木を使って芯になる胴体を作る=胴組み
②裂地を選び、柄がきっちり合うよう型紙を当て裁断する=裂地の裁断
③裁断した裂地に和紙で裏打ちして(袋張り)約300くらいある衣装の細かい部分を仕立てていく。
④胴体に綿を巻いたり木毛(もくめん)を詰めて肉付けする。
⑤そこに仕立てた衣装を一枚づつ着せ付けていく。
⑥さらに指の入らないわずかな隙間にまで綿や木毛を入れて造形美を微調整する。
⑦着せ付けが終わると、開いたままの腕を腕折り(かいなおり)し、
 槙野巧雲独自の佇まいの美しいお雛さまが出来上がる。
⑥お顔、手足、小道具をつける。
⑥お姫さまは十二単衣、お殿さまは衣冠束帯の衣装を身に付けている。

木目込みの雛人形は、、、
①木の粉を糊と混ぜ合わせて型を作る。
②できた型に切り込みの線を入れる。
③切り込んだ線に生地をはさみ込んでいく。(木目込んでいく)
④お顔、手足をつける。
⑤お姫さまお殿さま共に、平面的な生地を貼り付けたような衣装になっている。

木目込みの人形は製作キットが売られています。
素人の方でも比較的簡単にできるので、
趣味で作ってはる方もたくさんいはります。
教室もあったりしますしね、、、

一般的に短時間で製作できるので大量生産がしやすいという特徴もあり、
使う生地の分量も少なくてすみます。
かたや、省スペースで飾れるメリットも、、、

衣装着の雛人形は十二単にみられる、
重ね着のお衣裳が特徴的です。

製法が全く違うので雛人形選びの参考にしてください。

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人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

願いのままにかたちをつくる「お誂え専門の京ひな人形工房」です。私たちはおひとりおひとりのお客さまの想いをお聞きしてから、お雛さまをつくり始めます。
どんな願いを込めたものにしたいのか、どんな想いがそこにあるのか。京都西陣にある、昔ながらのひな人形工房に、お客さまの声をどうぞお聞かせください。