工房便り
朝晩涼しなって、季節の移ろいを感じますね。
毎晩エアコン付けへんかったら暑うて寝られへんかったんが嘘みたい。
今日のお昼間はミンミンゼミが最後の元気をふりしぼって鳴いていました。
頂き物の「虎屋」さんの羊羹も素敵に秋色の装いです。
「秋は夕暮れ、、」
さすが! 清少納言さんはようわかったはるわぁ~~
わたしもそう思いますもん(笑)
京都はこれからまた、きれいな季節を迎えます。
京都は夏真っ盛り。
朝から蝉の大合唱です。
今年も「護摩木」 書きに銀閣寺まで行ってきました。
お墓参りに行った帰り、11時前に着いたらなんと、すごいたんとの人の列。
ご先祖さんを思う気持ちはみんなおんなじなんやなぁ、、、(しみじみ。。。)
無病息災と家内安全を祈願しました。
大文字保存会の皆さんに感謝。
護摩木割ったり運んだり、皆さん汗だくで一生懸命の作業です。
帰り道、参道沿いにとてもええ感じのお店を発見!
ご自宅の蔵を改装した雑貨屋さん。
井戸のつるべも、レトロなタイルの洗面台もおっされ~~✧♡
おかみの乙女ごころはうっとりしまくり。
わたしも蔵欲しい~~、の連呼(笑)
さて今年は雨も降らず 大の字がくっきり浮かび上がり、
心静かに手を合わせてご先祖さんを送ることができました。
暦の上では立秋とはいえ
暑いです!
しないお天気が続いたので、その分暑さも
ましだったのですが、ここ何日かは
猛暑です。
工房の辺りには、鷹が峰や西賀茂、紫野の
へんから朝採れた野菜を売りに来はります。
「振り売り」といいます。
中には大八車を引いて来はるおばさんも
いはります。
畑で採れたトマトやら賀茂なすやら
たまねぎやら、お漬もんも
持ったはります。この猛暑の中
びっくりする体力ですよね~
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清滝の方に愛宕山という山があります。
京都の人は「あたごさん」言わはります。
7月31日の夜から、8月1日の朝に
かけてあたごさんに上って
「火廼要慎」(ひのようじん)のお札を
もらうと、千日分の防火のご利益があると
いわれています。「千日詣り」です。
毎年、先代の頃からのお客様が
千日詣りしはって、お札を届けて
くれはるんです。
ありがたいことです!
京都では、たいていのおうちの
お台所にこのお札が貼ったります。
早速、うちのお台所も
1年間しっかりお役をつとめてくれはった
お札と替えさしてもらいました。
おかげさんで、無事に暮らさしてもろてます!
感謝!
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やっと、昨日から梅雨らしいお天気。
蒸し蒸しして じっとしてても汗がじわーっと出てきます。
この前から、賀茂川の水もいつものように清らかに流れてなくて、
そうなると、餌を探して 鷺もカモ達もいつもとは違う動きをするんですね、、、
じっと観察してるとおもしろいです!
鴨川は、やっぱり人にとっても鳥にとってもオアシス
それにしても梅雨とは名ばかりのカラッカラの良いお天気が続き、
農作物にはやっと恵みの雨。。。
先日、毎年恒例となりました、梅干し作りに行ってきました。
どこまでって?
そりゃもちろん、南高梅といえば、和歌山でしょうーー!!
人に言うと、
「えーーっ!和歌山まで行ってるん?!」
とびっくりされますが、
おかみのひろみさんはいつでもどんな時でも
ほんまもんを追及するんです(笑)
長女が東京でお勤めしてた時、
「母の味」なるものを届けて感謝させよう!喜ばせよう!
と思い立って、
無添加・木熟の梅干しを漬けに行ったのが始まり。
今では、毎年この季節の梅仕事になりました。
木熟の南高梅10㎏を樽に漬け込みます。
市販されてる南高梅は大抵、まだ青いうちに採ってから
熟させるらしいのですが、
木熟の南高梅は木で熟したものだけを採る、
いわば、選りすぐりの選ばれた南高梅さんたちなんです!
ただ今年は雨が降らないせいで、梅も桃も不作らしく
貴重な木熟の南高梅を使って梅干しを作れることに感謝。
大切に可愛がって美味しい梅干しに育てます(笑)
今日の京都は梅雨らしい恵みの雨。
今年もご近所のおばあちゃんに、何度も紫陽花をいただきました。
通りがかった私を見つけると
「紫陽花持ってく?」
と聞いてくださる。
「わぁ、うれしい!いつもありがとうございます。
お花があると、お家の中が華やぎます!」
というと、
お庭の紫陽花をパチンと切って手渡してくださる。
いつもにこにこ、お話のされ方がとっても優しくて
品のいいおばあちゃん、90歳ですって。
わたしの中の「紫陽花のおばあちゃん。」
「はい、どうぞ、おたふくさんよ。」
と言って昨日くださったオタフクアジサイ。
小さいお花の先がくるんとカールしてとってもかわいい。
一気にダイニングテーブルの上が華やぎました。
紫陽花のおばあちゃんみたいな
おばあちゃんになりたいな。。。