工房便り

西陣からの便り
2018年12月17日

朝日新聞の本誌の中に、

「ひととき」という、読者投稿のできる

欄があります。

そこに、今から10年程前に島根県のある

読者の方からの投稿が掲載されました。

「旅立つ息子へ」という題でした。

ちょうど、うちの息子も、就職して東京へ行く

ことがもうわかっていた時期だったので、

ふと、その題名に心惹かれて

読み始めました。

大学を卒業して、社会人になる息子さん

への深い思いが、素晴らしい文章で

綴られていました。

その中に、

「子育てってたったの18年なのだ。・・・(略)

もう一緒に暮らすことはないだろう。」

と書かれていました。

この一文を読んだ時、ハッ!としました。

それと同時に、涙があふれてきました。

本当にその通りなんです。

人生80年として、そのうち子育てできる期間って

たった18年そこそこなんです。

無我夢中で子育し、その時は余裕がなくて

気がつかへんのですけど、

あっという間に、親の手元から飛び立って

行くのです。

今子育て真っ最中のお父さん、お母さん・・・

この短い時間を大切にして下さいね!

私は今も、この方の投稿を切り抜いて

大切にしまっています。

読み返す度に、やっぱり涙があふれて

きます、、、

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雛人形 五月人形は 京都 西陣 たくみ人形

願いのままにかたちをつくる「お誂え専門の京ひな人形工房」です。私たちはおひとりおひとりのお客さまの想いをお聞きしてから、お雛さまをつくり始めます。
どんな願いを込めたものにしたいのか、どんな想いがそこにあるのか。京都西陣にある、昔ながらのひな人形工房に、お客さまの声をどうぞお聞かせください。