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西陣からの便り

自然素材にこだわる。



昨年から始まった

「ものづくりを支える」シリーズ。(其のⅠはこちら


大変永らくお待たせいたしました!!笑


シリーズ 其のⅡ・・・「自然素材のもくめん」。


昔は、りんごやメロンなどのくだものを箱詰めする時の

緩衝材としてよくみかけました。


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  これが「もくめん」です。

厳選された丹波産の松の木をカンナ掛けして、
糸のように細く長くした、繊細で美しい伝統的な自然素材です。

「もくめん」は、雛人形作りを支える、なくてはならない材料のうちの
一つなんですよ!


でも今や、手間を省く為に、代わりに 化繊の綿や発泡ウレタンを
使うお店がほとんどです。


そやけど、やっぱり「もくめん」でないと
お人形の自然な肉付きを表現することができません。
(お人形の手足や胸、お腹周り、肩などに入れていきます)


手間をかけて、ちょっとずつ増やしたり減らしたりして
肉付きを加減していくんですよ。


もくめんの質感や繊細な硬さにより、微妙な空気の層ができるので
おひなさまの美しい佇まいをつくる腕(かいな)折り・・・
*(人形師の腕がわかる、一番集中力のいる作業)*
に重要な役割を担っています。


化繊の綿のように反発しないので、余計なふくらみが出ることなく
人形の、自然で美しいラインを出すことができるのです。

「でも、外から見えへんところやのに、何でそこまでするん?」
と思わはるかもしれません。


でもそうやって手間をかけてあげることで、おひなさまの
醸し出す空気が全く違うてくるんです。


ドイツのシュタイフ社のテディーベアにも使われているんですよ!!


外からは見えへんところにも、丁寧に手をかける、
それがほんまもんの手仕事いうもんやと思います。
(ちょっとええかっこ言うてしまいました笑)